6．宣告と猫 ページ6
五条「＿＿まずはお前から
そう宣告して、ふわりとホームドアから線路に降りたつ五条 悟。
青の六眼は真っ直ぐに花御を見据えていた。
五条「ほら、来いよ。どうした？
逃げんなっつったのはオマエらの方だろ」
A『っさせるか……！！』
あまりの威圧感に漏瑚たちの動きに隙ができる。
いくら��領域展延��を纏っていても、五条 悟の圧倒的な呪力強化の前では漏瑚たちも長くは持たない。
僕は駆け出して漏瑚と五条 悟の間に割り込み＿＿
五条「ッ！ははっ、いいね！やっと本気で僕と戦う気になった？」
A『最初から本気だよ』
鋭く伸ばした爪を呪力で覆い、五条 悟の拳を片手で受け止める。
呪いの血が覚醒してから僕の身体能力はかなり向上した。
この猫みたいに長く伸びた爪も覚醒の産物で＿＿
五条「っ……！いきなり首を狙うとか物騒な猫ちゃんだなぁ」
A『外したか……』
花御「A！かがんでください！」
もう一方の爪で首を狙ったけどひょいと避けられてしまう。
だけど、花御が身をかがめた僕の上から蹴りを放つ。
花御の蹴りは五条 悟の髪をかすった。
漏瑚「花御、叢雲！儂らは援護に回るぞ！いったんAを前に出した方がいい」
漏瑚がそう呼びかければ花御と叢雲はいったん距離をとる。
花御と漏瑚は��領域展延��を纏っているから術式が使えない。2人は隙を見つつ打撃中心に戦うつもりだろう。
叢雲は遠距離でも攻撃できるから術式を解放したままで＿＿
叢雲「主殿……！我の剣を受け取れ！」
A『これって……光の剣？でもこれは叢雲の分じゃ』
叢雲「我は8本まで雷光の剣を作り出せる。
��叢雲剣��ほどの強度と威力は無いが、役に立つはずだ……！」
叢雲が持っていた雷光の剣を僕に投げて寄こし、大声でそう告げる。
五条「剣を渡すついでに��術式の開示��か？」
A『それって……自分の術式をバラすことで威力をあげるんだっけ』
五条「そうだよ。ちゃんと授業を聞いてたみたいでえらいね〜って、切りつけなくても」
��術式の開示��の影響か、雷光の剣は光を増す。
五条 悟は相変わらず軽口だから、目の前に一閃をお見舞いしといた。
当然、それも避けられるけど。
A『(……やっぱり僕に対しては無下限を張ってるな。
僕の��崩壊��を警戒してかな？)』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - 莉にゃんさん» コメントありがとうございます！シリーズ物なのに全部読んでくれたんですか…！？作者として凄く嬉しいです！夢主と真人たちのお話はまだまだ続くのでこれからもお楽しみください〜ฅ- ·̫ - ̳^)♡ (12月30日 0時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
莉にゃん(プロフ) - 見つけて読み始めてここまでぶっ通しで読み込んでしまいました。真人が特別に思ってくれる感じや呪霊側の仲間達との関係性が凄く好きです◝(⑅•ᴗ•⑅)◜続きが楽しみです。頑張って執筆して頂きありがとうございます。応援してます (12月29日 2時) (レス) @page16 id: 15a8231294 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 霜さん» こちらこそ応援のコメントありがとうございます！これからも猫な真人のお話を楽しんでくれると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (12月25日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
霜 - 更新感謝です‼︎ 1番好きな小説なのでこれからも楽しみに待ってます、頑張ってください‼︎ (12月24日 11時) (レス) @page15 id: e6f015306f (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ????さん» お祝いコメントありがとうございます！ぜひ続きの方もよろしくお願いしますね♡(˶> ̫ <^˵)੭ (12月7日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年11月1日 23時
