37．精霊と猫 ページ37
花御は呪霊でもあり精霊でもある存在。
本気で隠れたら六眼をも欺ける。
花御本体の魂だけここの花屋に隠していたのは正解だったな。
花御「先程まで五条 悟と戦っていたのは私の分身のようなもの。
あちらに呪力の大半を残してきたので今の私は無力にも等しいですが……」
花御が脹相にそう説明していれば＿＿
陀艮「ぶうぅ〜。はな、みぃ……！」
A『わっ……陀艮！？』
急に陀艮が飛びついてきた。
僕の手に向かって必死に触手を伸ばしているから、そっと花御を陀艮に渡す。
A『そっか。陀艮も花御がいなくなっちゃったって思ってたんだね』
花御「陀艮、私はここにいますよ」
陀艮「ぶ、う……」ｳﾙｳﾙ
真人「てか陀艮って今言葉を喋らなかった？」
真人の言う通り、花御の名前を呼んでいたような気がする。
陀艮は涙目で花御を抱きしめるけど、僕達に再会を喜ぶ時間はあまりなく＿＿
漏瑚「花御も回収出来たしそろそろ移動するぞ」
A『そうだね、いったん地下4階に戻ろうか』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ヒカリエ地下4階、渋谷駅の構内＿＿＿＿
また地下4階まで降りてこれからの動きを話す。
花御を回収してからそんなに時間は経ってないけど＿＿
A『花御は陀艮といた方がいいよね。待ってて、今呪力を回復させるから……』
花御「……A？どうしました？」
A『あれ、術式反転が発動しない……？』
陀艮の頭に乗っかっている小さな花御に手をかざすけど。
術式反転��再生��は発動せず、僕は首を傾げる。腕を治した時は使えたのに……。
真人「……もしかして、五条 悟の��無量空処��を喰らったから？」
A『えっ！？でもちゃんと簡易領域で防いだよ？』
真人「簡易領域が完璧じゃなかったんだとしたら？少し浴びて脳のどこかが壊れたのかも……」
『頭は痛くない？』と、真人が確認するように撫でてくる。
特に異変は感じないけど……自分でも気づかないほど微量な��無量空処��を浴びていたのかも。
試しに自分にも��再生��を使ってみる。
A『使えなくはない、かな。でもかなり効きが悪くなってる……ごめんね花御。もう少し小さいままでいてくれる？』
真人「！やっぱり無理しすぎたんだよ、」
花御「平気ですよ。陀艮と私の身を隠せるくらいの呪力はあるので」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←36．花屋と猫
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 354人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュリィ(プロフ) - 莉にゃんさん» コメントありがとうございます！シリーズ物なのに全部読んでくれたんですか…！？作者として凄く嬉しいです！夢主と真人たちのお話はまだまだ続くのでこれからもお楽しみください〜ฅ- ·̫ - ̳^)♡ (12月30日 0時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
莉にゃん(プロフ) - 見つけて読み始めてここまでぶっ通しで読み込んでしまいました。真人が特別に思ってくれる感じや呪霊側の仲間達との関係性が凄く好きです◝(⑅•ᴗ•⑅)◜続きが楽しみです。頑張って執筆して頂きありがとうございます。応援してます (12月29日 2時) (レス) @page16 id: 15a8231294 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 霜さん» こちらこそ応援のコメントありがとうございます！これからも猫な真人のお話を楽しんでくれると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (12月25日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
霜 - 更新感謝です‼︎ 1番好きな小説なのでこれからも楽しみに待ってます、頑張ってください‼︎ (12月24日 11時) (レス) @page15 id: e6f015306f (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ????さん» お祝いコメントありがとうございます！ぜひ続きの方もよろしくお願いしますね♡(˶> ̫ <^˵)੭ (12月7日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シュリィ | 作成日時：2023年11月1日 23時
