33．ゲームと猫 ページ33
真人がそう提案したら＿＿＿＿
脹相「俺が先なら虎杖 悠仁は俺の好きにさせてもらう」
真人「おっ！脹相も参加する？もちろんいいよ」
漏瑚「おい！勝手に決めるな、儂はまだやるとは……」
空気を読まずに脹相が突っ込んでくる。
真人は怒る漏瑚を無視して夏油へと振り向き＿＿
真人「夏油はどうする？」
夏油「私は獄門疆を見ていないといけないからね、遠慮させてもらうよ」
真人「ふぅーん？」
夏油はしばらく渋谷駅地下５階で獄門疆を見張るつもりらしい。
真人はすっと目を細めた。
それを他所に僕は考え事をしていて……夏油はまだ宿儺の復活は考えてないのかな。
A『(僕は渋谷事変の後の話は知らないから。
夏油と宿儺の関係が分からないし、夏油を1人にするのは不安だな)』
作戦も真人のゲームの為に練り直すべきか？
そう思っていれば急に体がふわりと持ち上げられて。
真人「それじゃ、よーいドン！！
早い者勝ちだからAは俺が連れてくね♪」
A『わっ！急に抱かれるとビックリするってば』
漏瑚「なっ……！？待たんか貴様ら！！」
陀艮「ぶぅー！」
急に真人に横抱きにされ、そのまま上への階段をかけ上った。
後から脹相と陀艮も追いかけてきて最後尾から漏瑚の怒声が聞こえてくる。
そんな騒がしい僕たちを夏油は薄ら笑いで見つめていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
《夏油？side》
飼い猫に抱かれたAを見送り、しばしの静寂が流れた後。
夏油「……羨ましい、という感情とは違うか。真人に抱かれた時のAの表情を見てしまったからかな。
呪霊の分際で」
嫉妬なんてものを味わうのは何百年ぶりだろう。
真人たち特級呪霊は隙を見て処分するとして、最後にAを掠め取ろうと思っていたのだけれど。
あんな仲良さげな姿を見せられたら今すぐにでも攫ってしまいたい。
夏油「ふふっ。なるほど、この体の持ち主もAの事が気になっていたみたいだね。
それにしても……Aを真人に取られたと分かった時の五条 悟の反応といったら。傑作だったなぁ」
思い出し笑いをしながら獄門疆に目をやる。
もう微動だにすることはない＿＿と。
美々子/菜々子「「返せ」」
五条 悟の��無量空処��を浴び突っ立っている人間の隙間から。
2人の呪詛師がこちらを睨みつけていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - 莉にゃんさん» コメントありがとうございます！シリーズ物なのに全部読んでくれたんですか…！？作者として凄く嬉しいです！夢主と真人たちのお話はまだまだ続くのでこれからもお楽しみください〜ฅ- ·̫ - ̳^)♡ (12月30日 0時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
莉にゃん(プロフ) - 見つけて読み始めてここまでぶっ通しで読み込んでしまいました。真人が特別に思ってくれる感じや呪霊側の仲間達との関係性が凄く好きです◝(⑅•ᴗ•⑅)◜続きが楽しみです。頑張って執筆して頂きありがとうございます。応援してます (12月29日 2時) (レス) @page16 id: 15a8231294 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 霜さん» こちらこそ応援のコメントありがとうございます！これからも猫な真人のお話を楽しんでくれると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (12月25日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
霜 - 更新感謝です‼︎ 1番好きな小説なのでこれからも楽しみに待ってます、頑張ってください‼︎ (12月24日 11時) (レス) @page15 id: e6f015306f (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ????さん» お祝いコメントありがとうございます！ぜひ続きの方もよろしくお願いしますね♡(˶> ̫ <^˵)੭ (12月7日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年11月1日 23時
