30．監視と猫 ページ30
夏油が『閉門』と唱えると同時に＿＿＿＿
周囲に展開していた獄門疆は閉じ、五条 悟も中に封印された。
小さくなった獄門疆を夏油が手で掴む。
A『やっと封印できた……』
真人「Aお疲れ様〜。それ、もう使えないんだっけ？」
夏油「あぁ、中の人間が自死しない限り使用不可だよ」
五条 悟との激戦を終え、封印が完了したことにほっと胸を撫で下ろす。
これで��最強��の影に怯えることなく僕たちは自由に動ける。
と、話していれば漏瑚と脹相も起きてきて＿＿
真人「あ、漏瑚と脹相も起きた？
ねー！聞いてよもー……五条 悟ってばAの腕をね、」
起きてきた2人に駆け寄り、僕の怪我を大げさに伝える。
それを聞いた漏瑚と脹相は顔色を変え＿＿
漏瑚「……何！？儂らが��無量空処��を受けた時にそんなことが……？」
脹相「痛むならすぐ言うんだぞ！？壊相と血塗も近場で待機しているから、迎えに来てもらおう！！」
A『いや、もう術式で治したから！』
すでに治った腕を2人にしげしげと観察されていれば＿＿
夏油「これで全員起きたね。さて、今後の＿＿＿＿」
そう夏油が話を続けたところで。
手に持っていた獄門疆がカタカタと震えだし＿＿急に質量を増した。
漏瑚「どうした！？」
A『まさか……！』
その重さに耐え切れず夏油が手を離せば＿＿獄門疆は鈍い音を立てて落ち、地面にくい込んだ。
夏油「＿＿ッ！！なんて奴！！」
真人「なにコレ、どういうこと？ちゃんと封印したんだよね？」
ホームに亀裂を作る程の重さに夏油が驚いた様子で言い捨てる。
原作を知っている僕は予測していたけど……夏油の驚きを見るに、五条 悟はよほど規格外の術師みたい。
夏油「封印は完了している。だがまだ、獄門疆が五条 悟という情報を処理しきれていないんだ」
A『しばらくは動かせない感じ？』
夏油「だね」
僕以外は予想外の出来事に唖然とする。
＿＿と、急に真人が天井を見上げ。
真人「誰かに見られてる……？＿＿ッ！！」
真人は腕を伸縮させ、天井に隠されていた何かの機械を壊した。
A『……これはメカ丸の監視用端末か。
じゃあ今頃、悠仁……高専側にも情報が漏れているはず』
夏油「やられたね、まさかこんな物を遺して逝くなんて」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - 莉にゃんさん» コメントありがとうございます！シリーズ物なのに全部読んでくれたんですか…！？作者として凄く嬉しいです！夢主と真人たちのお話はまだまだ続くのでこれからもお楽しみください〜ฅ- ·̫ - ̳^)♡ (12月30日 0時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
莉にゃん(プロフ) - 見つけて読み始めてここまでぶっ通しで読み込んでしまいました。真人が特別に思ってくれる感じや呪霊側の仲間達との関係性が凄く好きです◝(⑅•ᴗ•⑅)◜続きが楽しみです。頑張って執筆して頂きありがとうございます。応援してます (12月29日 2時) (レス) @page16 id: 15a8231294 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 霜さん» こちらこそ応援のコメントありがとうございます！これからも猫な真人のお話を楽しんでくれると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (12月25日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
霜 - 更新感謝です‼︎ 1番好きな小説なのでこれからも楽しみに待ってます、頑張ってください‼︎ (12月24日 11時) (レス) @page15 id: e6f015306f (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ????さん» お祝いコメントありがとうございます！ぜひ続きの方もよろしくお願いしますね♡(˶> ̫ <^˵)੭ (12月7日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年11月1日 23時
