15．頑張りと猫 ページ15
到着した電車からぴょいっと姿を見せる真人。
僕と漏瑚を見つけると嬉しそうに駆け寄ってきた。
やっと会えた飼い猫に僕も心が和らぐ。
真人「Aが無事でよかった！
君が五条 悟にやられないか心配だったんだから」ｷﾞｭｰ
A『僕は……大丈夫だけど……』
花御のことをどう伝えようか。
迷っていればギューッと強く抱きしめられる。
だけど、真人が乗ってきた電車から大量の改造人間が出てきた。
ドアに群がっていた人たちは為す術もなく殺されていって、ホームはすぐに地獄絵図となる。
五条「……何考えてやがる。
それに、あのツギハギ面の呪霊……猫耳生えてるしアイツがAの飼い猫か？」
それまで漏瑚を追っていた五条 悟も動揺しているみたいで。
すぐに一般人を守ろうと動くけど＿＿
漏瑚「あまり時間を無駄にできんぞ。まだ削りきれてないらしいからな」
真人「えー？俺はもう少し飼い主とくっついていたいんだけどな〜。
ねぇ、Aの為にたくさん改造人間連れてきたから褒めてよ♪」
A『うん……頑張ったね、ありがとう』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ここまではある意味計画通り。
まだ五条 悟は健在だし、油断は出来ないけど。
たくさんの獲物を連れてきてくれた飼い猫の頑張りを褒めてあげる。
真人「……あれ、なんか元気ない？
ここの空気は恐怖で満ちていて美味しいのに……あ！そうだ、やっぱり人間は少し残そうよ」
漏瑚「残してどうするつもりだ？」
真人「週末は森に放して狩りをするんだ。
Aも同族がいた方がいいでしょ？気に入った奴は��お友達��にでもすればいいし……あ、浮気はしないでね」
A『友達はもう必要ないよ。僕は真人さえいてくれたら……』
前に花御とした話を覚えているのかな。
花御も僕のために人間は残しておきたいって言ってくれていた。
真人の場合は僕のためと自分が遊びたいっていう気持ちで半々っぽいけどね。
漏瑚「狩り？森ごと焼いていいのか？」
真人「そんなことしたら花御に怒られるよ」
漏瑚「……花御は死んだ」
真人「……マジ？」
少しの間を含んで漏瑚がそう告げる。
真人は驚いた顔をした後＿＿
真人「だからAの元気がなかったんだ。
大丈夫だよ、例え死んでも俺たちの魂はまた廻る。
それに……こういう時のために手は打っただろ？」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - 莉にゃんさん» コメントありがとうございます！シリーズ物なのに全部読んでくれたんですか…！？作者として凄く嬉しいです！夢主と真人たちのお話はまだまだ続くのでこれからもお楽しみください〜ฅ- ·̫ - ̳^)♡ (12月30日 0時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
莉にゃん(プロフ) - 見つけて読み始めてここまでぶっ通しで読み込んでしまいました。真人が特別に思ってくれる感じや呪霊側の仲間達との関係性が凄く好きです◝(⑅•ᴗ•⑅)◜続きが楽しみです。頑張って執筆して頂きありがとうございます。応援してます (12月29日 2時) (レス) @page16 id: 15a8231294 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 霜さん» こちらこそ応援のコメントありがとうございます！これからも猫な真人のお話を楽しんでくれると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (12月25日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
霜 - 更新感謝です‼︎ 1番好きな小説なのでこれからも楽しみに待ってます、頑張ってください‼︎ (12月24日 11時) (レス) @page15 id: e6f015306f (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ????さん» お祝いコメントありがとうございます！ぜひ続きの方もよろしくお願いしますね♡(˶> ̫ <^˵)੭ (12月7日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年11月1日 23時
