13．灰と猫 ページ13
五条 悟が��無下限��をより強く展開する。
僕も無理やり近づいて��崩壊��を展開した。
無下限のもの凄い圧力を感じるけど……このままじゃ呪力出力で負けるから、自分の限界を超えて術式を発動するしかない。
��無下限��と��崩壊��がぶつかり合う、激しい摩擦音が響く中＿＿
五条「……本当に呪霊を仲間だと思ってる？」
A『当然……！僕にとっては大事な仲間だから……！』
五条「それ、悠仁たちが聞いたらきっと悲しむよ」
A『っ、』
まるで諭すように言われて僕は眉をしかめた。
今はそんな話をしている場合じゃないのに……。
かつて、仲間だった呪術師たちの顔が浮かんで集中が途切れそうになる。
A『そんなの、分かってる。それでも……僕は呪いを選んだんだ』
そう言ってより強く、��崩壊��に呪力を流し込む。
自分の呪力出力の限界を超え出したからか＿＿赤い鼻血が垂れてきた。
五条「そう。それなら心置きなく、コイツを祓える」
五条 悟はそう言って花御に向き直り、一気に��無下限��を強くした。
僕も必死に花御と五条 悟の間に入ろうとするけど。
そのうちゴリゴリと、��展延��と��無下限��がぶつかり合う音が激しくなっていく。
漏瑚「五条 悟！！こっちを見ろ……！！」
漏瑚が五条 悟の気を引こうと、線路内の人間に炎を放とうとするけど。
それも無視して五条 悟は��無下限��を強めていき＿＿
A『っ……！！』
一瞬、呪力が大きく弾けたかと思えば。
渋谷駅の地下鉄構内、全ての明かりが急に消えて停電になった。
それと同時に＿＿側にいたはずの存在が消えたような感覚を覚える。
次に明かりがついた時には＿＿＿＿
大きな亀裂が走る壁と、さらさらと宙に舞う灰が消えていくのが見えた。
A『は、はなみ……そんな』
漏瑚「花御……」
呪霊は祓われても死体が残らない、ただ灰となって霧散するだけ。
死んでも何も残らないなんて……。
僕たちが仲間の死に呆然とする中。
五条「＿＿＿＿次」
無慈悲な最強だけが次の獲物を睨んでいた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - 莉にゃんさん» コメントありがとうございます！シリーズ物なのに全部読んでくれたんですか…！？作者として凄く嬉しいです！夢主と真人たちのお話はまだまだ続くのでこれからもお楽しみください〜ฅ- ·̫ - ̳^)♡ (12月30日 0時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
莉にゃん(プロフ) - 見つけて読み始めてここまでぶっ通しで読み込んでしまいました。真人が特別に思ってくれる感じや呪霊側の仲間達との関係性が凄く好きです◝(⑅•ᴗ•⑅)◜続きが楽しみです。頑張って執筆して頂きありがとうございます。応援してます (12月29日 2時) (レス) @page16 id: 15a8231294 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 霜さん» こちらこそ応援のコメントありがとうございます！これからも猫な真人のお話を楽しんでくれると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (12月25日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
霜 - 更新感謝です‼︎ 1番好きな小説なのでこれからも楽しみに待ってます、頑張ってください‼︎ (12月24日 11時) (レス) @page15 id: e6f015306f (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ????さん» お祝いコメントありがとうございます！ぜひ続きの方もよろしくお願いしますね♡(˶> ̫ <^˵)੭ (12月7日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年11月1日 23時
