50．線路と猫 ページ50
フードを上げれば五条先生は動揺してみせた。
それもそうか、消えたはずの生徒が目の前にいるんだから。
五条「本当にA……？どうして……呪霊なんかと一緒にいるんだ」
A「花御、上を塞いで」
花御「＿＿分かりました」
花御が五条先生の降りてきた吹き抜けを巨大な枝で塞ぐ。
五条「っ、んなことしなくたって逃げないよ。目の前にずっと探してた生徒がいるんだから」
A『僕が生きてるって知ってたんですね』
五条「まぁね。それで、何か脅されてるとか？それなら僕が……」
見当違いのことを言われて僕は首を横に振る。
五条「……順平も君を探してる。悠仁や恵、野薔薇だって。皆んな後悔してたよ」
同級生たちの名前を出されて……僕は俯いた。
動揺を感じ取ったのか、先生はこちらに歩いてくる。
五条「だからほら、そいつらなんか放って僕と一緒に帰ろう？」
そして手を差し出してきた。
僕がこの手を取れば＿＿今ならまだ日常に戻れるって伝えたいのかな。
だけど。
A『五条先生、今までありがとうございました。これからは互いに敵です。
顕現＿＿＿＿��叢雲剣��』
五条「なっ、そんなに呪霊が大事なのか……！？」
拒絶の代わりに��叢雲剣��を召喚する。
五条先生は呆然とした様子で僕を見つめ＿＿
五条「そうか……やっぱり真人ってやつと付き合ってるのか」
A『……誰から聞いたの』
五条「順平だよ。猫として飼ってるんだって？
で、隣にいる黒髪が真人か？いやでも……呪霊じゃないしツギハギでもないしな」
どうやら、順平が僕と真人の関係を話したらしい。
五条先生が脹相に視線を向ければ。
脹相「真人ならここにはいない」
五条「へぇ、残念。もしいたら……そいつから
A『ッ！叢雲＿＿！！』
五条先生の殺気と呪力が膨れ上がるのを感じる。
僕はとっさに叢雲を呼んで。
叢雲「＿＿主殿、始めていいか」
A『うん。漏瑚、花御、脹相……始めるよ』
五条「そいつは��八岐大蛇��か！？まさか生きていたなんて……！」
六眼で叢雲の正体もすぐに見破られるけど。
叢雲が雷撃を駅のホームに流せば＿＿誤作動を起こしたホームドアがいっせいに開く。
そして、ホームにいた人間が線路内になだれ込んできた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
