49．猫とフード 五条side ページ49
渋谷に��帳��が降ろされ一般人が閉じ込められている。
しかも皆、口々に『五条 悟を連れてこい』と言っているらしい。
報告を受けた僕は渋谷に向かった。
緊急事態だと認定され、他の術師も渋谷に招集されている。
五条「＿＿それで、上は僕1人での解決を求めているのか。全く人使いが荒いね」
術師たちは��帳��の外で待機している。
きっと七海や悠仁たち、高専関係者もほぼ集められていて。
中にいるであろう呪詛師や呪霊を取り逃しても彼等がどうにかしてくれる算段だ。
五条「交流会を襲撃したのと同一犯かな？だったら……特級呪霊たちも来ているはず。
ちょうどいい、Aのことも聞きたかったしね」
帳に入れば一般人と肩がぶつかる。
『あ、ゴメン』と心にもない謝罪をして渋谷駅直結の渋谷ヒカリエを目指した。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
五条「＿＿こりゃひどい。ほい、失礼」
外のスクランブル交差点には人が全くいなかった。
その代わり、ヒカリエと駅内部は人混みが凄くて＿＿僕は無下限で人の頭の上を歩いていく。
五条「フム……何となく狙いは分かったかな。乗ってやるよ」
渋谷駅の地下5階まで吹き抜けになっている場所から見下ろせば。
こちらを誘っているような濃い呪力の気配がした。
その呪力は僕の知っているもので＿＿そのまま空中を降りていく。
？「＿＿来たな」
五条「クックックッ。準備バッチリってわけだ」
20時40分、渋谷駅地下５階 副都心線ホーム＿＿
線路に降りればいつか見た火山頭の呪霊に出迎えられる。
そいつの側には交流会で見た植物型の呪霊と、陰気そうな見知らぬ人間が1人。
そして＿＿＿＿猫耳のフードを深く被った子も1人、佇んでいた。
五条「お仲間も引き連れてきたみたいだね。これで負けたら言い訳できないよ？」
？「貴様こそ、初めての言い訳は考えてきたか？」
？「＿＿漏瑚、あまり五条先生を煽らないで」
漏瑚「む、しかし……こちらとて何度も煮え湯を飲まされたのだ」
フードを被った子が火山頭を漏瑚と呼ぶ。
僕を『先生』と呼ぶその声も呪力もよく知っているもので。
まさか、今目の前にいるこの子は＿＿
A『＿＿五条先生、お久しぶりです』
五条「Aっ……！？」
ゆっくりとフードを脱げば。
可愛らしい猫耳を生やしたかつての生徒と目が合った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
