47．鎖と猫 ページ47
A『このタイミングで元の姿に戻るなんて。……連れていくべき？』
叢雲「この姿なら問題ないだろう」
真人「俺もう1回お風呂入ってくるー！！」
涎まみれにされた真人が屋敷に走っていく。真人だけすごい懐かれてたな……。
夏油「この呪霊は元々、海外から連れてきた呪霊なんだ。Aを連れ去る時のカモフラージュとしてね」
A『僕が取り込むのも想定内だったんでしょ？』
夏油「まぁね。君がこの程度の呪霊に負けるわけないから」
夏油が海外に行っていた理由も気になるけど。何らかの計画のためか、単純に戦力増強のためか……。
そう思っていれば叢雲が巨狼の頭を撫で＿＿
叢雲「主殿、子狼も名前が欲しいそうだ。名付けてやってくれないか？」
A『名前……うーん、見た目からして北欧の呪いっぽいんだよね』
夏油「ご名答。神話にもなった狼型の呪霊だよ」
A『それなら……フェンリルを縛っていた鎖��グレイプニル��から取って。
＿＿＿��
新しく名を告げれば紅零は瞳を輝かせて＿＿
紅零「ガルゥッ♪」
A『えっ、嬉しいのは分かるけど舐めるのは……！』
漏瑚「……出発はまだ先になりそうだな」
夏油「だね」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
結局、僕も紅零に涎まみれにされお風呂に入ってきた。
渋谷のために新しくあつらえた服に袖を通す。
裏梅「A様、ご準備のほどは……っ！そのお姿……！」
A「あ、裏梅。準備出来たけど、どうしたの？」
部屋まで迎えに来た裏梅が驚いた様子で僕を見る。
着ている服は白の和服を洋装に仕立て直したもので、袖口と襟に金の刺繍を入れてある。
��再生��で服とかも作り直せるようになったんだよね。
裏梅「いえ……一瞬、お姿が初代当主に似ていらしたので」
A『そう？宿儺にはあまり似てないって言われたんだけど』
裏梅「初代当主も白の服を好んでおられましたから」
話しながら広場に向かう。
広場では既に僕の仲間たちが待っていて。
真人「Aもやっと来た！それじゃあ……行こうか」
叢雲が呪霊の姿へと変わり、大きな光の翼を広げる。
叢雲「＿＿＿＿グララァ！
皆、我の背に乗るといい。東京まですぐに飛んでいこう」
A『やれることはやったし……きっと大丈夫だよね』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 207人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
