38．シャボン玉と猫 ページ38
次の日の昼間、僕たちは近くの自然公園に来ていた。
田舎でも休日だからか親子連れもちらほらいる。
夏油曰く、作戦会議のついでに気分転換にもなるからって連れてこられたけど。
漏瑚「こんな真っ昼間に、人間共がいる場所で作戦会議だと？聞かれたらどうするのだ」
夏油「まぁまぁ。Aはずっと座敷牢にいたんだから陽の光も浴びせてあげないと」
ベンチに座っている漏瑚が不機嫌そうに話す。
夏油はそんな漏瑚を無視して、シャボン玉を吹いて作っていた。
僕は漏瑚の隣に座っているんだけど＿＿
A『あっ！そのパイプって僕が贈った物だよね？ちゃんと使ってくれてるんだ』
漏瑚「……！ふんっ/// せっかくの贈り物を無下には出来んからな」
A『ふふ、漏瑚に気に入ってもらえたなら良かった』
漏瑚は僕が贈ったパイプを吹かしていて、それに気づけば頬を赤らめながらもお礼を言ってくれる。
漏瑚「人間の作る物など興味無いが……このパイプは深い味が出るな」
夏油「それ、私も選んであげたんだよ。前にAとデートに行った時にさ」
A『デート……っていうのはちょっと語弊が』
夏油が余計なことを言うせいで漏瑚の火山頭から煙が出だす。
少し煙たいけど、秋の日差しを浴びていると眠くなってきた。
ついウトウトしていれば＿＿
夏油「A、寝ちゃダメだよ。日向ぼっこしたいのは分かるけど」
A『ん……寝てない。それより早く作戦を聞かせて』
夏油「はいはい。
それじゃ問題＿＿＿＿五条 悟が一番力を発揮するのはどんな時か分かるかい？」
五条 悟の名前に漏瑚が反応する。
あれだけ煽られた上に負けちゃったんだから、漏瑚にとっては苦い思い出のはずで。
漏瑚「勿体ぶるな。さっさと話せ」
夏油「それはね、1人の時だよ」
そこまで言って夏油はまたシャボン玉を作って吹いた。
僕たちの前では真人と花御、それに陀艮やポメがシャボン玉遊びをしていて。
僕の側に控えている叢雲もその様子を見守っている。
一見、穏やかな時間の中＿＿
夏油「どんな術師でも彼の前では足手まとい。だからまず、非術師で五条 悟の周囲を固める。
術式反転��
術式順転��
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
