36．飄と猫 ページ36
里の入口にある鳥居まで行けば＿＿＿＿
夏油「＿＿やぁA。
まさか霧が復活しているなんてね、ビックリしたよ。君の仕業かい？」
A『うん。他の人間が迷い込まないように』
真人と夏油たちを迎えに行けば、笑顔で手を振られる。
霧について聞かれるけど＿＿
夏油「それは大丈夫じゃない？この里は長い間、霧に包まれていたから。地元住民は恐れて近づこうともしないさ」
A『……術師が来るかも。猫宮家の僕は死んだことになってるんだし』
夏油「それも心配ないよ。
里を知っているのは上層部でも極わずか、あの五条 悟でさえ知らないんだから」
五条先生は知らないらしいから少し安心した。
さすがにこの呪力をかき乱す霧も先生を防げるかは分からないから。
……また先生って呼んじゃったな、僕にはもう呼ぶ資格なんてないのに。
裏梅「私と宿儺様もこの地を覚えています。初代当主に招かれたことが幾度があるので」
A『宿儺ならこの霧も突破できる？』
4人で石階段を登っていると裏梅も話しかけてくる。
ふと気になったことを聞いてみれば＿＿
裏梅「……ふふ。宿儺様ならA様への思いでこのような霧もすぐに吹き飛ばしてくれますよ」
妖しげな笑みでニコッと返された。
僕としては……新しい拠点に宿儺が押しかけてくるのは少し困るかも？
真人「えー！？それは困る！！ここを俺とAの愛の巣にするつもりなのに」
裏梅「なっ！？先にこの里を訪れたのは宿儺様なのだからな！」
A『愛の巣って。言い方がちょっと……』
今日も真人と裏梅はすぐ喧嘩しそうな雰囲気になっていて。
真人の気持ちも分かるけど、裏梅とも仲良くしておきたいしなぁ。
夏油「やれやれ、君たちは変わらないね」
裏梅「……言っておくが夏油。貴様もA様に手を出そうものなら容赦しないからな」
夏油「おぉ怖い。氷漬けはゴメンだから暫くは大人しくするさ」
相変わらず飄々とした態度で夏油は先に里に入っていく。
A『！！そういや里には究極メカ丸
裏梅「あ、あぶりゅ……？」
真人「待ってよAー！」
巨大ロボのことをすっかり忘れていた僕は急いで夏油の後を追った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
