35．残骸と猫 ページ35
外に出て里の広場に向かえば＿＿
先に来ていたメカ丸が叢雲の運んできたものを見上げていた。
メカ丸「こんな重いものも難なく運べるなんて……。さすがは古の特級呪霊��
A『……縛りを遂行するのに必要だって言うから持ってきたけど。まだ使えるの？』
メカ丸が見上げていたのは、真人との戦闘に使われた巨大ロボ＿＿＿＿究極メカ丸
僕に斬られたのと真人に大破させられたので、見るも無惨な状態だった。
こんなので本当に動くのかな？
メカ丸「それは今から調べる。少し時間をくれ」
A『いいよ。呪力が必要なら言って』
そう言ってメカ丸はコックピットの中に入っていった。
僕と真人は外で待ちながら＿＿
真人「あーあ。こんなにボロボロになっちゃって。
ロボットと戦うのも面白かったけど……俺はやっぱり術師本人とやり合うのが好きだな」
A『真人だって危なかったんじゃない？魂も傷ついて心配だったんだから』
真人「危ないことは無いさ。全て計算のうちだったよ」ｽﾘｽﾘ
メカ丸と戦った時の真人を思い出し、思わずツギハギの頬に手を添える。
真人は僕の心配をかき消すようにすりすりしてきた。猫もいいけど人の姿で甘えられても癒されるな。
しばらくそうしてメカ丸を待っていると＿＿
白猫「＿＿ニャン！」
A『っ、なんだ式神猫か。どうしたの？』
里の式神である白猫が急に目の前に出てきて、何か伝えようとしてきた。
真人「外にお客さんだって！額に縫い目と白髪おかっぱがいるらしいよ」
A『どう考えても夏油と裏梅だよね……。どうしよ、メカ丸が生きてることは隠しておきたいし……』
僕は前に��猫守りの里��全体に術式反転��再生��をかけ、許可された人以外入れないよう、霧を復活させている。
だから僕の許可がないと夏油たちは入れないんだけど。
真人「渋谷の作戦詳細を話しに来たんじゃない？裏梅は余計だと思うけど」
A『じゃあ、無視しちゃダメか。
メカ丸ー！今日はここまでにして座敷牢に入っててくれない？』
メカ丸「＿＿分かった。先に戻ってるぞ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
