34．マグカップと猫 ページ34
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真人「あー！！マグカップ持ってくるの忘れた！」
漏瑚「何だ真人……！？急に大声を出すでない！」
メカ丸と縛りを結んだ次の日＿＿
屋敷内や里を住みやすいよう改築したり、必要な物を揃えたりしていた。
僕の私物は真人が勝手に持ってきた物もあるけど。人が暮らすにはもっと物資が必要で。
真人「ちぇっ。あのマグカップ……Aとお揃いでお気に入りだったのにな」
A『それならまた集めよ？一応、ここにも食器類は揃ってるし』
漏瑚「……A。さっきは言えなかったが……奴をどうするつもりだ？」
真人と話していれば漏瑚がこっそり話しかけてくる。
漏瑚の視線の先には＿＿厨房で作業しているメカ丸がいて。
メカ丸「厨房の設備は終わったぞ。爺さん、次は何すればいい？」
漏瑚「だっ、誰が爺さんだ……！！儂はまだ現役だぞ」
与 幸吉＿＿メカ丸には屋敷内の照明や電力設備の設置をお願いしていた。
本当は僕が何とかしようと思ってたんだけど……機械の類はちんぷんかんぷんで。
それを見兼ねたメカ丸が手伝いたいって申し出てくれた。
真人「あはっ、これじゃまるでおじいちゃんと孫だね〜。
そいつはどうせ手枷で呪力を封じられてるんだし、こき使っていいんじゃない？」
漏瑚「だがA以外の人間を里に入れるのは……。それに、儂の呪物も返してくれんか」
A「漏瑚。僕を閉じ込めたこと……怒ってないけどさ？
メカ丸もここに置いてあげて欲しいな。渋谷の計画が終われば出ていってもらうから」
座敷牢の話を出せば、その件で僕に後ろめたさを感じているのか……渋々といった様子で頷く。
僕の解放は花御から聞いたらしく、今朝焦った様子の漏瑚が来たんだよね。
叢雲「＿＿主殿、ただいま戻った。運んできたものが合っているか確認して欲しい」
メカ丸「！！もう運んできたのか！？」
漏瑚「あ、おい！！貴様どこへ行く！？」
すると、叢雲が帰ってきて僕たちの前に現れた。
叢雲には京都からとある物を運ぶ仕事をお願いしていたんだけど……。その知らせにメカ丸が玄関から出ていってしまう。
A『分かった。僕も見に行くから外に出てくるね』
真人「俺もついてくー！」
困惑している漏瑚を部屋に残し、僕たちはいったん外に出た。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
