29．ぬいぐるみと猫 ページ29
メカ丸は三輪さんに恋でもしてるのかな？原作にもそういう描写があったような……。
真人「はーぁ。もう処分して上に戻ろうよ」
A『……ねぇ。殺さなければいいの？』
メカ丸は渋谷で京都校の人間が誰も殺されないことを望んでいる。
恐らく、京都校の生徒も終盤には渋谷に駆けつけてくるだろうし。
だけど東堂との戦闘で手加減するのは難しいかも……そんな風に考えていれば。
真人「Aは俺の側にいるんだしさ。俺がその東堂？ってヤツの魂をいじって術式を剥奪しちゃえばいいんじゃない？」
A『でも……そのせいで真人に負担がかかれば……』
真人「大丈夫だよ。俺がそんな奴に負けるわけないからね」
そう真人は自信ありげに言ってみせる。
確かに、今の真人は原作よりも強そうだし……もし東堂と戦うことになっても殺さず無力化することはできるかな。
A『というわけだけど、縛りを考え直す気はある？』
幸吉「……それなら結んでも構わない」
A『！よし、決まりだね。それじゃあ……指切りしようか』
やっとメカ丸から縛りを結ぶと言ってくれた。
僕としてもメカ丸を殺すのは嫌だったし……こっちを選んでくれて良かった。
僕が約束しようと牢の中に指を差し出すけど＿＿
幸吉「……おい。縛りを結ぶのに指切りは必要ないぞ？」
A『そうなの？でも指切りしておいた方がちゃんと約束した感じがしない？』
幸吉「そういうものなのか……？」
メカ丸は僕の指を見て戸惑いつつも。
人肌に触れるのは初めてだからか、そっと優しく小指を絡めてきた。
A『もしかして、人に触るのは初めて？』
幸吉「あ、あぁ……。前の体じゃ、人前に出るのも難しかったから。
＿＿猫宮、お前の手は暖かいんだな」
そんなことを言われると手を離しずらくなるな。
完全に手を離すタイミングを失っていると、真人が僕の腕を引っ張ってきて。
真人「もう！Aってば俺の前で他の奴に触るなんて……！」
A『ごめん……？』
真人「その顔、絶対分かってないでしょ。またお仕置きされたいの？」
幸吉「おい。痴話喧嘩ならよそでやってくれ。
あと……この牢の中、ぬいぐるみだらけだが猫宮のか？」
改めて牢の中を見渡せば、たくさんの猫のぬいぐるみが並んでいて。
まぁ可愛いしそのままでもいいよね。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
