28．遺言と猫 ページ28
メカ丸の遺言＿＿＿＿
それは遺した本人である与 幸吉と、呪術廻戦の原作を知っている僕だけが知っている情報で。
当然、メカ丸はどうして僕が知っているのかというような目で見てくる。
幸吉「なっ＿＿！？どうしてお前がその事を……！」
A『どうして知っているのかは言うつもりはないけど。その反応からして本当に遺していたんだね』
幸吉「……猫宮には全て筒抜けというわけか」
かなり驚いた様子だから本当に遺しておいたみたい。
夏油にもバレてない物だから、僕にバレて焦っているようで。
A『心配しないで。メカ丸として遺した遺言をどうにかするつもりはないから』
幸吉「なんだと？そのせいでお前ら呪霊側が不利になるかもしれないのにか？」
A『さぁ？それはどうかな』
メカ丸の言葉に僕は曖昧な返事でにごす。
現状、メカ丸の遺言はそこまで気にしなくていい。
僕の1番の目的は五条 悟を封印すること＿＿その後のことはまた別に考えてあるから。
真人「お前のちっぽけな情報で俺たちが負けるとかありえないから！」
幸吉「はっ、せいぜい油断してろ」
A『話を戻すけど……その遺言で渋谷に東堂を呼ぶつもりなんでしょ？』
幸吉「内容まで知っているのか……。あぁ、そのつもりだ」
もうどんな内容なのかも知っているし、隠し事をしてもムダだって分かったはず。
A『東堂とは戦闘になる可能性が高いから、殺さない縛りの中に入れなかったんだ。
それに……あの術式は厄介だから手加減も難しいし』
真人「別に1人くらい殺っちゃってもいいでしょ？それでお前は生き残れるんだから」
真人が意地悪な笑みを浮かべ牢を覗き込む。
東堂を見捨てることにはなるけど……そもそも死地となる渋谷に呼ぶのは��メカ丸��の遺言だから。
罪悪感に苛まれながらも幸吉は顔を上げ＿＿
幸吉「縛りは＿＿＿＿断らせてもらう」
A『……そう』
真人「ふーん？馬鹿なヤツ……1人見捨てるのがそんなに嫌？」
予想外の答えに真人はそう言い放って。
僕も目を閉じて説得するべきか悩んでいれば＿＿
幸吉「……別に、東堂のことを大事に思っているわけじゃない。ただ……あんな奴でもいなくなれば三輪が悲しむだろうから」
A『三輪 霞……京都校の生徒だよね』
幸吉「あぁ。だから、この縛りは結べない」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
