23．涙と猫 ページ23
A『真人……！
生きてたんだ……って、わぁ！？』
真人「ほら捕まえた♪危ないからAは俺に掴まってて」
愛しい飼い猫との再会を喜ぶのもつかの間。
真人は体を長く伸ばし、胴体からたくさん生やした腕で僕を抱き寄せた。
僕も真人の腕を握り返せば手で体中を撫で回されてくすぐったい。
幸吉「仕留め損なった……！？だったら直に領域をブチ込むまでだ＿＿！！」
真人「俺の飼い主も怒ってるみたいだからね。
これで本当に終わりにしてやるよ、��無為転変��＿＿＿＿！」
幸吉はすぐに侵入してきた真人に向かって��簡易領域��の弾を構えるけど。
それより早く真人は腕を伸ばし＿＿��無為転変��を発動させた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
半壊したダム湖のほとり＿＿＿＿
朝日が巨大ロボの残骸を照らす中、僕は隣の飼い猫に寄りかかる。
真人は少し緊張しつつも話しかけてきて。
真人「＿＿ねぇ、閉じ込めたことまだ怒ってる？」
A『……怒ってないよ』
真人「嘘。絶対怒ってるじゃん……」
閉じ込められたのは想定外だった。
真人を守るために側にいたいのに……さっきだって危なかったし。
真人はするりと尻尾を僕に絡めてきて＿＿
真人「でも、俺のところに戻ってきたってことはまた閉じ込められたいの？」
A『それは嫌……！
あんな暗い場所より……真人の側にいたいから』ｷｭ
真人「っ……/// ふふ、分かったよ」
ちらりと上目遣いで見上げれば、優しく微笑む青と灰の瞳と目が合う。
僕の尻尾も勝手に真人の尻尾と絡み合っていた。勝手に動くとなんか恥ずかしいな……。
真人「Aってばほんと俺のこと大好きだよね？俺が死んだふりした時も相当怒ってたし」
A『あ、あれは……本当に死んじゃったかもって……』ｸﾞｽ
真人「！ごめん。泣かないでA……もう君の前であんなことはしないから」
さっきの戦闘を思い出して急に涙が零れ出した。
怒りで我を忘れていたけど、やっぱり僕は真人を失うなんて耐えられない。
真人はそっと頬に手を添えてきて＿＿
真人「俺もAのことが大好き。失うのが怖くて……閉じ込めちゃったりしたけど。
これからはずっと一緒にいよ？もう1人きりにはしないから」ﾁｭ
A『……ん』
優しいキスを落とされたあと、涙も舌ですくわれた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
