19．同情と猫 ページ19
僕に気を取られたのか、光弾が真人に直撃する。
空を飛び回って逃げていた真人はそのまま地面に落ちていって＿＿
A『っ、顕現＿＿＿＿��金色龍装��！！』
叢雲を剣に変え、龍装を発動した。
僕たちが侵入した影響で帳が崩れかけているけど。今はそんなこと気にする余裕もなく。
すぐに真人の元に飛んで巨大ロボの足を弾き返した。
？「お前は……猫宮か！邪魔をするなッ！！」
A『貴方はメカ丸だよね……いや、
＿＿＿＿��
幸吉「っ……！！」
本名を呼ばれて動揺したのか、巨大ロボの動きが止まる。
僕の背後では傷を負った真人がうつむいていて＿＿
真人「どうしてAがここにいるの……」
A『真人、大丈夫？』
真人「……こっち見ないでよ。まだ顔を治してないんだ」
真人は見られたくないのか、両腕の翼で顔を隠す。
メカ丸＿＿幸吉との戦闘で呪力も魂も消耗しているしかなりボロボロのように見えるけど。
僕は真人に近づいてふわふわな水色の髪にそっとキスをした。
A『そんなの気にしないよ。それより……痛くない？』
真人「痛くはない、けど。Aにキスされると胸が痛いんだ」
優しく頭を撫でると真人は上目遣いで見上げてくる。
弱っている真人も可愛いな……なんて、緊張感がなさすぎるかも。
翼をどければもう顔は治っていた。
幸吉「……お前が東京側の裏切り者か。
その呪霊の為に高専を裏切ったんだろ？全く……反吐が出る」
A『そういう貴方だって京都校の皆んなを裏切ってるじゃん』
幸吉「ッ！俺は違う！！お前なんかと一緒にするな……！！」
否定するかのように巨大ロボは僕たちに拳を振り下ろしてくるけど。
��転成��で造り出した乳白色の結晶がその手を阻んだ。
A『……貴方の境遇には同情してる。皆んなと一緒に過ごすには、真人の手を借りるしかなかったんだよね？
辛かったとは思うけど……僕の真人への思いも本物だよ』
幸吉「のうのうと呪霊どもと付き合ってきたお前に！俺の気持ちが分かるものか……！！」
A『分かるわけない、本当に辛い人の気持ちなんて。
それはきっと本人にしか分からない。
だから……��同情��するって言ったんだ』
その瞬間、��転成��による巨大な杭がロボの胸部を貫いた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
