13．鍵と猫 ページ13
閉じ込められてから何日たったかな……。
そうぼんやりと考えながら飼い猫の好きにさせていた。
今日は黒い布で視界を封じられ、体を揺すられる。
真人「ふふっ♪目隠しされると敏感になるんだねぇ」
A『怖いから外して……』
真人「ん、次は顔を見ながらしようか」
するりと目隠しを外されると恍惚とした表情の真人と目が合う。
真人はまだやる気なのかペロリと舌なめずりしてみせた。
僕はもう体力の限界なんだけど……。
夏油「＿＿やぁ、A。飼い猫とのお楽しみ中だったかな？」
A『……夏油？』
声のする方へ振り返れば、夏油が牢の前にいて。
僕は服を着ていなかったから急いで薄いシーツを抱き寄せる。
真人「……今はAを可愛がってる途中なんだけど」
夏油「邪魔したなら悪いね。けど、約束を忘れてもらっちゃ困る」
真人は夏油の言葉に首をかしげ＿＿
真人「あ、今日がその日か！あとは花御に任せるとして……。
A、俺は少し出かけてくるから大人しくここで待っててね」ﾁｭ
真人は僕にキスすると服に着替える。
いつもは分身を置いていくのに今日はそのまま出ていくらしい。
A『どこ行くの……？』
夏油「知る必要あるかい？君はもうここから出られないのに」
どこに行くのか聞いてもはぐらかされ、2人で地下から出ていった。
そして、入れ替わりで花御が座敷牢までやって来て＿＿
花御「＿＿A、体は大丈夫ですか？」
A『大丈夫そうに見える？』
視線の先には真人につけられた痕が残っていて……恥ずかしくて僕はシーツにくるまる。
今の僕は術式を使えないから、��再生��で痕を治すことも出来ない。
花御「たくさん傷ついてますね……せめて手当てだけでも」
A『枷を外してくれたら術式反転で治せるんだけど……』
花御「それは、」
シーツの中からチラリと花御を見れば、迷っているみたい。
僕は『お願い』と瞳をうるませる。
花御「分かりました。では、手枷だけ外します」
花御は牢の外にある机に近寄り、引き出しの中から金属の鍵を取り出す。
それを僕の手枷に当てると＿＿
A『外れた……！��輪廻再生��』
久々の解放感に喜びながら僕は��再生��を発動する。
その後すぐまた手枷をつけられたけど、鍵の場所は分かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
