12．猫と確証 五条side ページ12
順平の言葉に僕達は目を見開き＿＿＿＿
五条「！？真人って……悠仁が戦った特級呪霊だよね、どうして今まで黙っていたんだ……！」
順平「っ、ごめんなさい……」
思わず強い口調になってしまえば、順平はビクッと肩を震わせた。
七海「そんな……勘ではなかったのか」
五条「怖がらせてごめん、順平。
今はAのどんなことでも知りたいんだ……だから、正直に話してくれ」
順平「……真人さんと初めて会ったのは水族館で……その時にA君と一緒にいました。
2人は付き合っていて……で、でも！
A君は真人さんが悪い呪霊だって知らなかったんです」
まさか、本当にAが��真人��の恋人だったなんて。
言えるわけないか。呪霊と付き合っていたなんて死刑もありうるのに。
僕は嫉妬を抑えようと拳をにぎる。
五条「呪霊に良いも悪いもあるかよ……しかも、付き合ってるって？？」
七海「呪霊の残虐さをしらない術師はいません。猫宮君は……最初からあちら側だった可能性が高いです」
七海にそう告げられ、順平は俯く。
信じていた人に裏切られるのはきっと、辛いだろう。
五条「ふざけた呪霊だな、僕のAを誑かすなんて……。
だけど、これでAが生きてるかもしれないって分かった。七海、ツギハギ面の呪霊を探そう」
七海「最近の行方不明者が出たエリアを中心に位置を絞ってみます」
僕は再度、順平に目を向け＿＿
五条「もう一つ聞きたい。どうして今になって話す気になったのかな？」
順平「……思い出したんです。A君が飼ってる猫。
その子の首輪と、真人さんがしていたチョーカーが一緒だって」
その他にも、猫の名前が真人だということや、見た目もよく似ていたと教えられる。
青と灰のオッドアイにグレーの毛並み＿＿
うん、Aが好きそうな猫にしか思えない。
五条「じゃあ、Aに猫として飼われてたってことか？何だそれ……羨ましすぎるだろ……！」
順平「確証はないんですけど……」
五条「僕の六眼ならすぐに見破れたのに」
��真人��は術式で己の形も自在に変えられると聞いた。
猫になって擦り寄ったのか……何にせよ、徒党を組んだ呪霊がAを連れ去った可能性が高い。
五条「このことは悠仁たちにはまだ黙っておいて。
話してくれてありがとう＿＿＿＿必ず、Aを連れ戻すよ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
