11．猫とココア 五条side ページ11
順平「五条先生……！
夜遅くにすみません、どうしても話したいことがあって……！」
深夜、校舎に残ってAが失踪した任務の件を調べ直していると＿＿
かなり焦った順平が駆け込んできた。
五条「順平か、どうしたのこんな夜遅くに」
順平「A君のことで思い出したことがあって。七海さんもいませんか……？」
五条「……！！
七海がまだ起きてるか分からないけど、一応電話してみるよ」
電話をかけると、寝起きで不機嫌そうな声が聞こえてくる。
五条《七海！深夜に悪いけど今すぐ高専に来てくれない！？》
七海《……ハァ、今何時だと思っているんですか》
五条《Aに関する件だから。なるはやで》
Aの名前を出せば＿＿空気が変わった。
七海もAの件で参ってたようだから興味を持ったようで。
七海は急いで準備すると言って電話を切る。
五条「七海もすぐに来るって。待ってる間……僕とココアでも飲もうか」
順平「はい……」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
順平と自分用にたっぷりの砂糖を入れたココアを淹れる。
子どもだし順平も甘いの好きだよね？マシュマロも入れとこう。
五条「それで、話って何？」
順平「……その、僕……ずっと黙っていたことがあって」
順平はかなり緊張している様子で、ココアに浮かぶマシュマロを見つめていた。
なかなか話を切り出さないし。
ココアをすする気まずい時間が流れていると。
七海「＿＿お待たせしました。
……？こんばんは、吉野君。夜更かしは体に悪いですよ」
順平「あっ、七海さん……！お久しぶりです」
五条「話があるのは順平なんだ。とりあえずかけてよ」
自分の隣のソファをぽんぽんと叩けば、七海は別のソファに座る。
今のはさすがに僕も傷ついちゃうよ？
こうして、3人向かい合う形になっても……順平がなかなか話を切り出さない。
五条「七海も来たし僕たちに話してごらん？
大丈夫。順平がいい子だって知ってるし助けが必要なら手を貸すよ」
七海「吉野君。五条さんのことは頼りにしてもいいんですよ」
僕は最強だから。
生徒が困っているなら、そういう思いで目隠し越しに見やる。
すると、順平は意を決したように＿＿
順平「……人が人を憎み、恐れた腹から生まれた呪霊。
A君は＿＿��真人��さんと会っていました」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
12．猫と確証 五条side→←10．猫と手がかり 順平side
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シュリィ(プロフ) - べいぞーさん» コメントありがとうございます！ヤンデレな真人も挟んじゃいました(៸៸᳐> <៸៸᳐)♥楽しんでくださると幸いです！ (12月16日 23時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
べいぞー - まだ読み途中ですが真人がDVカレシっぽくなってきて万々歳です。ありがとうございます、ものすごくいい作品だと思っております (12月12日 14時) (レス) id: 32b6ce9bde (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ニーなさん» コメントありがとうございます…！小説を好きと言ってもらえて嬉しいです！最後まで更新頑張りますね(^ ̳- ‧̫ • ̳^)♡ (10月26日 0時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
ニーな - このシリーズめっちゃ好きです！体調に気をつけて更新がんばってください！ (10月24日 21時) (レス) @page29 id: 8c9f62e83c (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 星雀さん» コメントありがとうございます！ぜひ続きも読んでくださると嬉しいです(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (10月8日 23時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年9月13日 23時
