50.首輪と猫 ページ50
呪術高専への入学を決めた日以降____
真人は僕が離れるのを極端に嫌がるようになった。
真人「ねぇ、本当に俺をおいて行っちゃうの?」
A『置いていくわけじゃないよ。任務の合間に会いに行くから』
真人「俺はAとずっと一緒にいたいのに……」
今もこうやって拗ねたように後ろから肩に顔を埋めてくる。
頭に生やした猫耳も心なしかしょんぼりと垂れていた。
真人「五条が誰だか知らないけど、俺以外を好きにならないで……」
首にかかる真人の吐息をくすぐったく感じながら、頭を撫でて__
A『真人はさ、これからも僕の猫でいてくれる?』
真人「君がそう望むなら」
A『それならこれを受け取って欲しいな』
こっそり買っておいたアクセサリーの箱を開け__
中から、黒のリボンに青い雫型の宝石がついたチョーカーを取り出した。
A『飼い猫には首輪が必要でしょ?
僕達はいったん離ればなれになるけど、心はいつも真人と一緒だよ』
向き合い、ツギハギの首にチョーカーをつけてあげる。
真人は瞳を輝かせながらチョーカーに手を当て__
真人「……!わぁっ……!
これ、俺にくれるの?絶対無くさないようにするね!」
A『ふふ、喜んでもらえて良かった』
真人「Aのこともたくさん思い出すね。俺は君だけの猫だから。
____大好きだよ、A」
今度は真正面から抱擁され____
引き離されたあと、どちらからといわず唇を重ねた。
A『……僕も真人を愛してる。2人で幸せになろうね』
春風が窓から入ってきて、飼い猫の首元で煌めく青い雫を揺らしていった。
__________
『猫を飼ったら真人だった件』をここまでお読み下さり、ありがとうございました!
お気に入りや評価、感想コメントなどもとても嬉しいです。既にしてくださった方もありがとうございます!
それでは、続編もよろしくお願いします!(̳ˆ_ ̫ _ˆ ̳)
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シュリィ(プロフ) - 砂さん» コメントありがとうございます!続編もよろしくお願いします(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (11月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
砂 - あ、好きだこの作品…書いてくださってありがとうございますぅぅぅ、、、 (11月4日 7時) (レス) @page23 id: f5943d0623 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 名前変えたのでコメントを投稿し直しました、通知行ってたらすみません……! (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ハンカチモンスターさん» コメントありがとうございます。こちらこそ続編の方もよろしくお願いしますね!推してもらえて感謝です♡(˶> ̫ <^˵)੭ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 火鉢さん» 応援コメントありがとうございます。大好きだなんて嬉しいです!これからもこの小説をよろしくお願いしますね!(ˆ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ˆ)♡ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュリィ | 作成日時:2022年10月5日 22時