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23.教祖と猫 ページ23

愛園さんが行方不明____



その衝撃的な事実は真人を疑うのに十分だった。






A『(このタイミングは……真人のせいとしか思えない。

でも、問い詰めたところで何が変わるんだろう……)』






正直、僕も無為転変される可能性がある。

僕がまだ生きているのは運良く真人に気に入られてるからで。






A『(……ここに連絡していれば愛園さんは助かったのかな)』






もらった紙を眺めていたらいてもたってもいられず、その日は学校を早退した。










__________










いつもの帰り道____



おぼつかない足取りで歩いていると。






?「こんにちは。何か悩んでいる顔をしているね?」



A『__ッ!?あ、あなたは……?』






声をかけられ顔を上げれば。


後ろで結い上げた長い黒髪に長身の男と目が合う。

男は僧侶のような袈裟を着ていて、どこか胡散臭い笑みを浮かべていた。






夏油「あぁ、突然すまない。

私は夏油 傑、君に聞きたいことがあって声をかけたんだ」






夏油と名乗ったその男は僕に近づいてくる。






夏油「最近、この辺りで行方不明者が増えていてね……君、何か知らないかい?」


A『……知りません、何も』






突然現れた真人以外のキャラに思わず後退る。


すると、夏油はまるで逃がさないといった風に僕の両肩をガシッと掴んできた。






夏油「本当に?

こんなに強い呪力の痕が残っているのに……嘘はいけないよ」



A『っ__!は、離して……ッ!』






穏やかな笑みを浮かべ聞いてくるけど、その目は笑っていない。

夏油の手を振り払おうとしたら軽く抑え込まれた。






夏油「あぁ、怖がらないで。私は君を助けたいんだ」


A『助けるって……何から……?』






なぜか周囲に人はおらず、助けを求めることも出来ない。

僕は大人しく夏油の話を聞くしかなかった。






夏油「見たところ君はとても強い呪霊にとり憑かれている。

だけど、私ならそいつを祓ってあげられるんだ」



A『(真人を……祓う……?)』






夏油がそう提案するのは祓った呪霊を取り込む為だよね。


だけど、僕は真人のことを____






夏油「また近いうちに、君に会いに来よう」






そう言って夏油は手を離す。


一刻も早く逃げたかった僕は後ろも振り返らず、急いで立ち去った。










__________

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シュリィ(プロフ) - 砂さん» コメントありがとうございます!続編もよろしくお願いします(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (11月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
- あ、好きだこの作品…書いてくださってありがとうございますぅぅぅ、、、 (11月4日 7時) (レス) @page23 id: f5943d0623 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 名前変えたのでコメントを投稿し直しました、通知行ってたらすみません……! (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ハンカチモンスターさん» コメントありがとうございます。こちらこそ続編の方もよろしくお願いしますね!推してもらえて感謝です♡(˶> ̫ <^˵)੭ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 火鉢さん» 応援コメントありがとうございます。大好きだなんて嬉しいです!これからもこの小説をよろしくお願いしますね!(ˆ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ˆ)♡ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュリィ | 作成日時:2022年10月5日 22時

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