16．公園と猫 ページ16
同居人が増えたから必要な日用品類も買う。
もうすぐハロウィンだからか、ショッピングモールにはカボチャの装飾が目立つな。
でも、渋谷事変を思い起こさせる飾りは僕を憂鬱にさせる。
少し歩き疲れたしカフェで休憩しようか。
真人「どこも混んでるね。俺は呪霊だからいいけど、Aは疲れたでしょ」
A『……次は人が少ないところにいこうか』
正直、真人のお守りでいつもより疲れたけど。
まぁ楽しそうだし連れてきて良かったな。
A『僕は抹茶フラペチーノにしようかな。真人もなにか頼む？』
真人「俺はいいよ。Aが飲んでるの見るだけで満足♪」
相変わらずの軽口に苦笑しつつ、2人で次行く場所を話し合った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
真人「あー楽しかった！Aってほんとゲームが得意なんだね〜」
A『UFOキャッチャーのこと？まぁ、久々にやったから少し手こずったけど』
真人「カラオケもまた行こうよ。俺もAの歌声もっと聞きたいし」
帰り道、楽しそうに僕の隣を歩く真人。
腕にはさっきゲーセンで取った戦利品の猫の抱き枕が抱えられている。
そしてこの前、猫を拾った公園にさしかかり＿＿
真人「ねぇ、少し寄ってかない？」
A『いいよ』
2人で公園のブランコに腰掛けた。
もう子どもは帰る時間だからか周囲に人はいない。
真人「……ここで君に会う前は、こんなに楽しくなるなんて思わなかったよ」
ブランコを漕いでいると、そう話しかけられた。
夕陽で照らされている真人の表情もなんだか嬉しそう。
A『僕もまさか拾った猫が人になるなんて思わなかったな』
真人「でも呪霊だとは気づいてたじゃん？」
A『まぁね。ところで、真人は僕に会う前は何してたの？』
真人「んー……秘密！」
まぁだいたい予想はつく。
多分、そこら辺の人間を無為転変してたんじゃないかな。
僕もそうされないよう、真人に必要とされる人間にならないとね。これからも飼い主業を頑張らろう。
そうして家に帰りお風呂に入ったあと、明日の学校に備えて早めにベッドに入った。
もちろん真人も一緒に＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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シュリィ(プロフ) - 砂さん» コメントありがとうございます！続編もよろしくお願いします(៸៸᳐>⩊<៸៸᳐)♪ (11月7日 22時) (
レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
砂 - あ、好きだこの作品…書いてくださってありがとうございますぅぅぅ、、、 (11月4日 7時) (レス) @page23 id: f5943d0623 (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 名前変えたのでコメントを投稿し直しました、通知行ってたらすみません……！ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - ハンカチモンスターさん» コメントありがとうございます。こちらこそ続編の方もよろしくお願いしますね！推してもらえて感謝です♡(˶> ̫ <^˵)੭ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
シュリィ(プロフ) - 火鉢さん» 応援コメントありがとうございます。大好きだなんて嬉しいです！これからもこの小説をよろしくお願いしますね！(ˆ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ˆ)♡ (2023年2月7日 22時) (レス) id: 48493c160b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュリィ | 作成日時：2022年10月5日 22時
