迷いネコ【黒尾鉄朗】 (ページ6)

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猫「繋心か！」

猫又先生の電話をかける様子にみんなが注目をする

お尻を押さえて倒れこんでいるリエーフ君以外

猫「………あぁ。………で？次も来るのか？………」

孤「翔陽が次も来るって言ってた……」

黒「次は確か八日後だったな」

夜「といっても、明日からは音駒だけの合宿だしな」

あ「…そうなんですか？」

何となく夜久先輩とは話せる

夜「あぁ。今日家帰ったら明日からは合宿」

音駒ってハードだなぁ…

猫「………、そうか。…………おい！」

あ「？」

猫「荷物はあるのか？」

あ「え？あ、はい！」

荷物はさっきバスから降ろした

猫「………じゃあそういうことで、……………おう………次は強くなっとけよ！……………」

猫又先生は電話を切る

あ「…」

猫「帰ってもまた約1週間後にはこっちに来るからな。明日から1週間音駒のマネージャーをしてもらおうか。マネージャーいないと合宿大変なんだよ」

あ「……………。え？」

理解するのに時間がかかる

黒「おぅ、助かるな！」

あ「冗談ですよね？」

私1週間家に帰れないの！？

灰「Aがいるなら楽しくなるな！」

リエーフ君が生き返る
だれも私の話聞いてない…

夜「お前は練習、練習、練習だ。………でも今夜はどうするんですか？」

猫「そうだな…誰か泊めれるやついねぇか？」

誰かって全員男…

チラッ

私は夜久先輩を見る
この中なら絶対夜久先輩。

夜「……俺んちは今日はちょっと………」

希望の光が途絶える

猫「さすがに俺の家はダメだろ。」

あ「…」

このまま野宿なるの…？

黒「俺の家来るか？」

あ「え。」

一番恐れていた事態

猫「こいつなら安心だな。主将だしな」

安心なの？
いや、うそでしょ…

黒「野宿と俺の家どっちがいいか？」

黒尾先輩はニヤッと笑う

あ「………お願いします」

猫「じゃあ決まりだな！今日はもう遅いから解散、明日遅れるなよ！」

部員の方はぞろぞろと帰っていく

黒「それじゃあ、買い物いくか。」

あ「え？」

黒「え？って、明日からまた合宿だぞ？荷物の調達しねぇとな」

あ「………はい」

結局私に拒否権は無いんだ…
黒尾先輩はもう先を歩いている

あ「黒尾先輩、待ってくださいッ！」

黒「黒尾先輩ってなんか硬いな。クロでいい」

あ「！…………クロ先輩…？」

クロ先輩はこっちを見てニヤリと笑い足を止めた
私は急いでバックを持ち追いかける