迷いネコ【黒尾鉄朗】 (ページ36)

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あ「…」

私は目覚まし時計より先に目を覚ます

昨日早く寝ちゃったしな
だって、研磨先輩1人でゲームばっかしてたし

とりあえず出来る限りの身支度をする

あとは、朝御飯を食べるだけ

コンコンッ

孤「起きてる？」

あ「はい！」

ガチャ

あ「おはようございます」

孤「おはよ…朝御飯食べよ。」

研磨先輩も既に準備が終わっていた

あ「意外と先輩も朝早いんですね！まだ5時半ですよ？」

孤「意外とって…。」

集合は7時
朝練は出来ないから7時ギリギリでも大丈夫なのに。
研磨先輩って意外と早めの登校

孤「6時15分には出るよ。」

あ「おぉ…」

小さく感動してるとリエーフじゃないんだからと先輩に言われた

やっぱリエーフ君は遅いんだね…

…

私たちは予定通り6時15分に家を出る

「おはようございます！」

集合場所には既に1年生が集まっていた

犬「ついに最後かぁ」

あ「うん。だけどまだ合宿でいっぱい会えるよ！」

犬「そうだな！」

山「俺はAのこと忘れないからな。」

あ「私も忘れません！」

孤「永遠の別れじゃないし。なんか暑苦しい…」

しばらくすると3年の先輩がぞろぞろとやって来る

黒「みんなそろったか？」

クロ先輩が点呼を取り始める

今日は先輩と朝の挨拶をしただけ

黒「バスに乗れ。…Aは１番後ろな！」

あ「はい」

…

無事にバスは出発する

このバスが到着すると同時に私はただの烏野のマネージャーに戻る

こんなに悲しい気持ちなのはきっと私だけ

他の部員は今日から始まる合同合宿の話題ばかり

犬「翔陽に会えるな！」
灰「だな！」

山「待ってろ烏野ー！！」

黒「山本うるさい！」

山「！」

やっと皆に会えるのが嬉しいはずなのに

バスが少しでもゆっくり進みますように…