迷いネコ【黒尾鉄朗】 (ページ35)

今日:19 hit、昨日:2 hit、合計:76,591 hit

◇35 ページ35

＊黒尾side

2日前の夕方

黒「腕上がんねぇ…」

夜「なんか…調子悪い？」

黒「あ？なわけねぇだろ。」

夜「そうか？？」

気付かれないようにしねぇとな。

孤「…。」

って言っても研磨は気づいているか
まぁ何もないふりすれば大丈夫か…？

…

灰「なんか今日の研磨さんのトスゆっくり？」
夜「あぁ。黒尾にだけ」

黒「！…研磨！」

孤「…」

ビュッ
ダンッ

灰「あれ…」
夜「…気のせいか？」

…

黒「おい研磨。気使ってんのか？」

孤「何のこと？」

黒「！」

スタスタスタ

研磨は速歩きで去っていく

気付いてんのか気付いてねぇのか…

…

最終日。

とりあえず気付かれずに済んだ。
けど、この色はヤバイな

肩は青黒くなっていた

今日A泊まるところ…

…研磨に頼むか。

…

あ「どうぞ。」

そういうAから受け取ったのは湿布

何だよ気付かれてたのか

なんか嬉しいな

気付かれてるなら…

黒「今日は俺の家に…」

泊まれば？

俺の言葉は研磨に簡単に阻まれAの姿は研磨と共にどんどん離れていく

黒「…」

…しょうがないか

…

黒「ただいま」

母「お帰りなさい。あれ、烏野高校だったかしら…そこのマネージャーの子は？」

黒「今日は研磨の家。」

母「あら、そう。残念ね会ってみたかった」

黒「…」

俺は洗濯物を洗うところに出し部屋に向かう

もう1週間経ったのか

部活のこと考えて考えて考えて、
途中からAのこと考えて考えて

早かったな。

さっきまであまり気にしていなかったけど

Aがいないのは…

いや、今まではいないのが当たり前だった

黒「…」

たった1週間一緒にいただけなのに

Aがいないのは寂しい。

黒「…はぁ。」

ため息がでる