迷いネコ【黒尾鉄朗】 (ページ14)

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１日が終わる

今はお風呂もご飯も終わりあとは寝るだけ
時刻は21時刻。

やっぱり共通しているのはマネージャーもキツいことだな…

あ「…」

クロ先輩とは話さなかったな…

夜「おつかれ！」

あ「お疲れ様です！……。」

夜「どうかした？」

あ「いえ……」

夜「しっかり疲れとれよ！また寝過ごすぞ」

あ「……はい。」

夜久先輩は笑顔で去っていく

音駒の人からはよく寝るイメージなんだろうな

あ「……。」

皿洗いしていなかった
いつもは潔子先輩が声かけてくれるからな…

しっかりしないと。

私は食堂へ向かう

あ「あれ…」

電気がついている……？

私は恐る恐る中へ入る

黒「あれー、"音駒のマネージャー"さん。早速サボりですか？」

あ「……クロ先輩！」

中ではクロ先輩が食器を洗っていた

黒「最後の点検に来たらまさかだったな」

クロ先輩はニヤニヤ笑っている

あ「…」

昨日と同じクロ先輩だ…
何かホッとする

黒「…何か顔ついているか？」

クロ先輩は自分の手でほっぺを触る

黒「？」

あ「今ので泡がつきました！」

自然と笑顔になる

黒「どこだ！？」

あ「教えませーん。私も皿洗いします！」

黒「おい、取れ！」

私は無視して皿洗いを始める

黒「烏野も大変だなー」

あ「何でですか？」

黒「お前みたいな生意気な１年がいるから。」

あ「…！泡つけますよ！？」

黒「止めろ！」

クロ先輩だ…

黒「何ニヤニヤしてんの？」

あ「え？」

黒「無意識？」

あ「！…クロ先輩もニヤニヤしてますよ！」

黒「俺はちゃんと意識ある。」

言い合いは続く

…

黒「よし。また明日な」

片付けも終わり今は私の部屋の前

あ「はい！」

黒「まだ赤のTシャツ着ないの？」

あ「…。着ません。」

黒「絶対着ろよ？じゃあ、寝坊すんなよ」

クロ先輩は歩きながら手をヒラヒラと振り
歩いていく

滅多に寝坊とかしないのに…

また明日練習が終わったらクロ先輩じゃなくて音駒の主将の顔になるんだろうな…

何だろうこの気持ち。
モヤモヤする。