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ロビンは私のことを少し知っている。
でもそれは、親しいからではなく、彼女が他のクルーよりもこの世界の深いところを知っているから。
真相は分からないけれど、これは手がかりだ。
でも、何故か、知りたくない、と思ってしまう自分がずっといる。
サ｢よっ、と。Aちゃん、差し入れ……あれ、ロビンちゃん？｣
静寂を切り裂いたのは、深い青色のゼリーを手にしたサンジ。
クラッシュされているそれは、月明かりが反射してキラキラと輝いていた。
まるで夜空みたいだ。
｢あ、サンジ……ありがとう。｣
冷たいゼリーと、暖かい紅茶をゆっくりとその場に置くと、邪魔だったか？と少し不安そうに首を傾げるサンジ。
ロ｢いいえ、私はもう寝るわ。騎士様もお話があるんでしょう？｣
サ｢いやあ、俺は別に何かあった訳じゃねぇんだが……｣
ロ｢おやすみ、A｣
ふふっ、と揶揄う様に笑って、なんと私の額にひとつキスを落としてから、ふわりと花びらが舞うように降りていったロビン。
額を押えて顔を真っ赤にして固まる私と、一連の流れを見て鼻元を抑えて何かを耐えるサンジ。
微妙に気まずい空気になってしまった。
動けないでいる私達の間に、ビュオ、と一際強い風が吹く。
ハッとしてサンジを見ると、目が合って何だかおかしくて2人で笑いあった。
｢ゼリー、頂いてもいい？｣
サ｢……勿論さ。｣
私がゼリーを手に取ると、ロビンが掛けていってくれた毛布を肩に優しく掛け直してくれる。
さっきのアラバスタの話でMｒ.プリンスと名乗っていたって話があったけれど、本当に王子様みたいだ。
｢ねえ、サンジ。さっきまでロビンに私の話を聞いていたんだけど、続きを知っていたら教えてくれない？｣
サ｢俺で良ければ喜んで。Aちゃんを夜に独り占めできるなんて光栄だ｣
｢あはは、優しいね｣
静かにタバコに火をつけたサンジは、私に煙がかからないように風下に移動して懐かしむように話し始める。
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れな(プロフ) - すごく素敵なお話で続きが気になります！！お時間ある時にぜひ更新お願いします！完結までついていかせてください！ (11月30日 15時) (
レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
桜葉(プロフ) - 兎月さん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいお言葉頂き、恐縮です……！完結まで持っていきたいのでゆっくりなペースになっておりますが、ご期待に添えるよう頑張ります！ (8月4日 10時) (レス) id: fda80b2d95 (このIDを非表示/違反報告)
兎月 - 初コメ失礼します。この作品、今日知ったんですけど、面白くて一気読みしちゃいました！次の投稿待ってます！馴れ馴れしくてすみません…m(_ _)m (7月19日 18時) (レス) @page6 id: 2134e8433d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜葉 | 作成日時：2023年7月7日 11時
