猫との暮らし始まりました

6話 ページ8

ショッピングモールについてからは早かった

買うものは決まっていたので迷わずに購入し会計を済ませる

ついでに自分の今後の食料も確保

帰宅したときには丁度お昼時というなんともいい時間帯に帰ってこれた

鍵を開け、中に入る


「ただいまー」


入ってすぐに鍵を閉め靴を脱ぐ

なぁん

靴を脱ぐと、どうやら私が返ってきたことに気が付いたらしく出迎えてくれた


「秀は本当に賢いねー、お腹空いたしご飯にしよっか」


ついでに撫でようとするが逃げられる

ちくしょう、いつか撫でてやるからな

私はそう固く決意し、秀とともにリビングに戻る


「いった！？」


リビングに入り、買ったものの整理をしようと歩き出した途端、何かを踏みつける

足を退けてみると、テレビのリモコンが落ちていた

あれ、こんなとこにリモコン落としたっけ

私は不思議に思いながらテーブルに上に置く

なぁん

足元に秀がすり寄ってくる

心配してくれているのだろうか

可愛い

しゃがんで再度撫でようとするがまたもや逃げられる

しかし、私はめげない

もう一度手を伸ばすが軽く猫パンチされる

何もそんなに拒否らなくても…

まぁ、爪出されなかっただけ良しとするか

私は手を引っ込め、用意をする

新しく買ってきたばかりの皿にキャットフードを入れておく


「秀、先に食べてていいよー私やることあるからー」


なぁん

私の近くに寄ってくる秀

近くに寄ってきたことを確認し、私は立ち上がる

私？私のお昼は冷凍食品ですよ？面倒くさいんで

買い物袋から冷凍食品を取り出し電子レンジで温める

その間に買ったものを冷蔵庫に詰めていく

後少しで詰め終わると思った時に、チンと電子レンジが鳴る


おいまだ詰めてるんだもうちょい待ってくれ


少し詰めるスピードを速める

詰め終わり冷蔵庫を閉めたところで、急かすようにまた電子レンジが鳴る

分かったから呼ぶな呼ぶな

私のためにわざわざ待っていてくれている電子レンジのもとに近寄る

パカっと開け、中身を取り出す


「あっつ」


当然だが熱い

私に攻撃するだなんて酷いじゃないの‼‼‼

…ちょっとふざけましたスミマセンだからそんな目で見ないでください心が折れそうです

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