猫との暮らし始まりました

5話 ページ7

「いただきます」


手を合わせて食べ始めると秀も食べ始める

にしても、本当に人間ぽいよなぁ…

目玉焼きに醤油をかけ黄身を割る

ちなみに卵は半熟派です

とろっとした黄身に白身つけて食べるの美味しいよね、私は好き

半熟しか勝たん

もぐもぐと味わいながら今日買う必要のあるものをスマホにメモする


良い子の皆は真似しちゃだめだからね！


スマホにフリック入力で記入しつつ、ご飯を食べ進めていく

…これ買って帰れるかな？

私は最後の一口を放り込みつつスマホを眺める

書き出していたら中々の量になってしまったのだ

徒歩で行こうもんなら確実に地獄が待っている

そして明日の筋肉痛は免れないだろう

キャリーケースはあるものの、トイレやキャットフードなどまだまだ揃えなければならないものがかなりある


「…車出すか」

幸いにも車の免許と車を持っているので一度に買えなくはない


…え？何で大学まで徒歩なんだって？

車禁止なんだよ察して

それに何かと車が必須なんだよ、主に買い物するのに


今日の予定を決め、立ち上がる

色々片付け、急いで着替える

秀がお昼ご飯食べれなくなるからね

それに大学行ってるとご飯用意できなくなるし

今日は講義がお休みなのでのんびりできるのだが

準備をしたあと、玄関に行く


なぁん


すると秀も近づいてくる

どうやら見送りに来てくれたらしい


「秀、今からちょっと出かけてくるね！お昼までには戻るから待ってて」


なぁん

返事をするように鳴いてくれる

うん、可愛い


「じゃあ、行ってきます」


なぁん


家を出てすぐに鍵を閉める

さて、急ぐか

私は近くのショッピングモールへと急いだ

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