33話 ページ35
あの後、本当に買い物終わるまで手を繋いでいましたよ
周りからの視線はまぁ、凄かった
イケメンだものね、仕方ない!!
「たーだいまー」
「ただいま」
家に帰り二人仲良く「ただいま」と言い、リビングに入る
「んじゃ、買ったもの整理すっかぁ」
二人で買ったものを手分けして整理し始める
主に私が食材、秀が日用品など
お互い無言で整理する
ちなみに秀の着替えは箪笥を置くスペースもないので基本的に洗面所に常駐している籠に仕舞うことになった
下着だけは見えたらまずいので籠に布を被せることに
「秀、終わったー？」
私の方が量は少ないので、秀の整理を手伝うことに
「いや、まだだが大丈夫だ」
「そー？」
手伝おうと思ったが秀にやんわりと断られる
まぁ、確かに自分の着替えの整理を他人にやらせるのは嫌だろう
かといって私だけ何もしないのもなんだかむず痒い
どうしようか悩んでいるうちに秀から声をかけられる
「終わった」
「あ、意外と早かったね?」
「あと少しだったからな」
…あ、あれ渡そう
私はバッグからごそごそと目当ての物を取り出す
秀は不思議そうに見つめている
「はい、これどうぞ」
両手で袋を持ちながら手渡す
秀はそれを受け取りながら中身を取り出す
「…これは」
「そー、秀いつもそういうの被ってたなーって思って！」
そう、私があの時買ったものはニット帽だ
だって赤井秀一と言えば黒いニット帽だろ!?!?
私はそのイメージしかない!!!
暫く、ニット帽を見つめていたが秀は私を見る
「ありがとう。大事にするよ」
そう、お礼を言いながらこれまで見たことがないほど優しく微笑んだ
「どういたしまして！」
私もつられて笑顔になる
・
・
・
─少しだけ顔を出した『その感情』に気が付かない振りをして
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 410人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぞーきん。(プロフ) - 沙代さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて何よりです！公式頑張らせていただきますね!! (2021年6月25日 8時) (
レス) id: e337d5f43a (このIDを非表示/違反報告)
沙代 - 作者様の書く紳士で優しい赤井さんが好きすぎます、、！！笑笑公式頑張ってください！応援しています。(^^) (2021年6月25日 7時) (レス) id: b5b0d31a8f (このIDを非表示/違反報告)
さき。(プロフ) - 読みたいです！！！！！！！！！！！！ (2021年6月24日 22時) (レス) id: bc9aead4c2 (このIDを非表示/違反報告)
やよい@小悪魔(プロフ) - 番外編読みたいっすわ！！！() (2021年6月24日 22時) (レス) id: bc461f0e02 (このIDを非表示/違反報告)
ぞーきん。(プロフ) - ねこみみさん» ねこみみさん閲覧ありがとうございます！あの方はきっと全猫が振り返るほど美猫ですよきっと…猫ちゃん飼ってらっしゃるんですか！？可愛いですよね…癒しです… (2021年6月22日 14時) (レス) id: 440cfac776 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぞーきん。 | 作成日時：2021年6月19日 16時
