俺の彼女は猫系彼女。 ((toma))

epilogue ページ37

君が俺の隣からいなくなって、７年。




俺はとっくに大学を卒業して、働いてる。



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今日は、Aの大学の卒業式。






Aが通ってる女子大まで、ドッキリで行くことになっとる。





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紫「とーまっ!!」



柊「紫耀!!」



駅前で待ち合わせしていた紫耀は、相変わらずぽんこつやった。←







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紫「もーすぐ出てくるんちゃうかなぁ?」




ぞろぞろと、女子大生が出ていく。




女「うわ、イケメン！」



女「すみませぇ〜ん!!もしよかったら、あたしらと出かけません?」




紫「いや、そのー・・・」






気まずそうに、チラッと俺を見た紫耀。




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柊「すんません。・・・彼女、待ってるんで」







キッパリそう言ってやった。



女「あ、そうですか〜」




そそくさと去っていた。



なんやったんや!!←







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すると、



クスクスと、静かに笑う声。








紫耀と似た笑顔、




真っ黒の髪、



俺を呼んだ時の、愛しい声。




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貴「相変わらずやね、柊真は」







７年ぶりに会う彼女は、





昔の子供のような雰囲気はまったく消えていて。








めっちゃ綺麗やった。







柊「・・・おいで、A」




昔なら、真っ先に飛び込んできただろう。




今は?








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貴「・・・バカ。・・・バカァ・・・っ」








昔のように飛び込んできたA。




貴「少しでも、大人っぽく見せよう思ったの・・・



そんなこと言うな・・・・っ」







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どうやら、さっきのは照れ隠しだったようです。









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「昔と変わらないな、Aは」



「うっさいっ・・」


「ほーら、そういうとこ、変わってないねん!!」


「・・・好き」


「急に話変えたな(笑)」









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昔も今も。






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俺の彼女は猫系彼女。

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