引っ越し。 ページ33
柊真side
貴「とーまくんっ・・」
とある夏の日の朝。in 俺の教室。
Aちゃんが深刻な顔でやってきた。
その日は、Aちゃんは部活の朝練やったらしく、
別々で登校していた。
・
なのに、Aちゃんが俺の教室に来ている・・・。
・
いかにも泣き出しそうな顔をしているAちゃん。
口にくわえていたイチゴオレを机の上に置き、
彼女に駆け寄った。
・
柊「どした!?・・・また怖い夢でも見た?笑」
違う。
そう言うように俯いて首を横に振った。
・
柊「どうしたー?紫耀に泣かされたん?」
また、首を横に振る。
・
柊「・・・ちょっとおいで」
教室だと、クラスメートの視線が痛い。
だから、Aちゃんの手を引き、屋上へやってきた。
・
貴「柊真くんっ・・・」
屋上に着くなり、急に抱きついてきて、泣き出した。
柊「よしよし」
優しく頭を撫でてあげても、彼女は泣き止まない。
柊「どうしたん?」
貴「あの・・・ね」
俺のことを見上げて、悲しそうに彼女は言った。
・
・
貴「引っ越しが決まったの・・・」
耳を疑った。
柊「え・・・。いつ・・・」
貴「来月っ・・・」
お父さんの転勤で。
そう言った彼女の瞳は、
悲しそうで、寂しそうで。
その真っ黒の瞳から、大粒の涙が、一粒、一粒、零れ落ちた。
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あずきいろ
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平野或 - axxka*さん» ありがとうございますっ!! axxka*さんの作品見させて頂きました!!! お互い、更新頑張りましょうね(*^。^*) 続編でもお願いします!! (2013年9月13日 17時) (
レス) id: 6cc342d005 (このIDを非表示/違反報告)
axxka*(プロフ) - めちゃめちゃおもろかったです!! 柊真さん、かっこえぇです// 続編も読みますねー♪ (2013年9月12日 21時) (レス) id: 35c235b7a4 (このIDを非表示/違反報告)
平野或 - みさぴょんさん» よかったですか!? 安心しました〜（笑） 続編も考えていますッ!! (2013年9月12日 16時) (レス) id: 6cc342d005 (このIDを非表示/違反報告)
平野或 - みいちゃむさん» ありがとう!! キュンキュンしてくれて嬉しい♪笑 (2013年9月12日 16時) (レス) id: 6cc342d005 (このIDを非表示/違反報告)
平野或 - ★遥嶺★さん» ありがとうございます!! 続編も予定しております☆ 待っててください（笑） (2013年9月12日 16時) (レス) id: 6cc342d005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：平野或 | 作成日時：2013年8月29日 18時
