俺の彼女は猫系彼女。 ((toma))

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貴「お、お待たせ・・・?」






柊「・・・ん、//」









似合ってる、





と。






彼は言って、あたしの手を引いた。









繋がれた右手が暖かくて、くすぐったくて。





バクバクいってる心臓。









貴「びょ、病気だ・・・」








柊「病気?」







貴「な、なんでもない」









そう?






そう。








なんでもない。





これが恋だなんて。









・・・違うよね?









どれだけバカだったら気が済むんだろう。






・・・自分。









“ 恋 ”




がいまいちわかっていなかった。









遊園地へと向かう道には、









はらはらと儚く散る紅葉が、









１枚、１枚、落ちて行った。









柊「Aちゃんっ!!!」








柊真くんに呼ばれて、






ハッと我に戻る。









どうやら、ボーっとしていたみたいで。









貴「ごめんなさいっ!!」









急いで駆け寄ったことを、今でも覚えている。

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