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そんなルフィのことを見てからAに視線を移し、｢私もルフィも騙されたなんて思ってないわよ？｣と優しく微笑むマキノ。同意するように勢いよく首を縦に振ると、少女の瞳がゆらりと揺れた。
｢でも、みんな、気味が悪いって。いままでよくも騙したなって、だから、だから……っ｣
先程止まったはずの涙が、また一つ二つと落ちていく。涙を必死に止めようと唇を噛む少女の姿にルフィは不思議な感覚を覚えた。腹の中に湧き上がる感情に、自然と少女の頭に手を乗せる。先程猫にしたのと同じように。
弾かれたように顔を上げて驚いた顔を向ける少女に、ルフィはにしし、と笑う。マキノを見ると、マキノもふわりと優しく笑っていた。
｢おれはお前好きだぞ！ 猫で人なんて、スゲェしおもしれェ！｣
｢ふふ、私も好きよ。少し驚いたけど……怯えることなんて何もないわ｣
ここの村の人もきっと受け入れてくれる、と言うマキノに続き｢なァもう一回見せてくれよ！ 猫！｣と言うと、少女は大きく目を開いてから、ふにゃりと笑顔をこぼした。始めてみる少女の笑顔に、ルフィも釣られて笑う。
光を反射してつやつやとひかる毛並みは、気味が悪いという言葉とは正反対だった。
｢あなたの名前、聞いてもいい？｣
マキノがそう尋ねると、少女は困ったように眉を下げた。そうして少し悩んでから小さく口を開く。
｢……ねこって、呼ばれてたよ。だから、Aって、うれしいの｣
だんだんと小さくなる語尾と赤くなる頬に、ルフィは再び首を傾げた。どうしたのかと尋ねるようにマキノの方を向くと、マキノも少し恥ずかしそうに微笑んでいる。
｢なんだよォ二人して！｣
｢ふふ、なんでもない。……これからよろしくね、A｣
大きく頷いたAに、俺もよろしく！ と飛びつくと尻尾がぶわりと膨らんだ。
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p(プロフ) - あさん» 書いてくださりありがとうございます！！！！私の支離滅裂な展開をこんな可愛らしいお話に仕上げてくださって本当に嬉しいです〜〜！お忙しい中ありがとうございます！ (2022年10月26日 15時) (
レス) id: 223237ad78 (このIDを非表示/違反報告)
不死川(プロフ) - あさん» さいっこうですうううあ！！！！ほんとにさすがですとしか言えないくらい最高です！！ローの愛を表に出さないけど可愛がってるのが伝わってきて大満足です！ありがとうございます！😍✨ (2022年10月24日 22時) (レス) id: 53c93e683f (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 不死川さん» ありがとうございます！こんな感じになりました〜〜どうでしょうか！ (2022年10月24日 21時) (レス) id: c0da8dc606 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - すごくアバウトなリクエストだったのに素敵なお話ありがとうございます😭癒されました！！！ (2022年10月24日 1時) (レス) @page45 id: 65159ab740 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - ののさん» ありがとうございます〜！こんな感じになりました、どうでしょうか……！ (2022年10月23日 18時) (レス) @page45 id: db5a2b7bb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ | 作成日時：2022年9月7日 8時
