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慎「てか樹、昨日誰と帰ったの？」
慎太郎の鋭い指摘に、変な汗がじわっと出た。よく晴れた朝。駅でたまたま会った慎太郎とジェシーと、学校までの道のりを歩いていた。
「別に。一人だけど」
慎「はぁ？それはないだろ。わざわざ俺の誘い断ってまで一人で帰りたいことなんてある？」
「あるだろ」
ジ「え？樹昨日Aさんと一緒に帰ってたじゃん。見かけたよ」
「おい」
「あ、ごめん」まずかった？って顔をして謝られても、もう遅い。慎太郎の顔が、どんどん顰めっ面になっていく。
慎「ほらぁー！嘘ついてんじゃん！」
昨日は慎太郎も体育委員の集まりがあったから「一緒に帰ろうぜ」と言われていた。俺は、それを断った。Aとまだ、話していたかったから。
そう正直に言えばこんな面倒くさくならなかっただろうけど、なぜだかこいつらにAのことは話したくなかったんだ。
慎「女の子と帰ったならそう言えよ。てか、今までそういう時フツーに言ってたじゃん。何で隠すの？」
「別に意味ないって」
ジ「いや、あるねこれ」
慎「あるねぇこれ」
楽しそうに目配せする二人の真ん中で、溜息が出た。
ジ「何キョロキョロしてんの？もしかして……Aさん探してる？」
「うるせえなぁ」
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Ne子(プロフ) - aさん» 嬉しいです…ありがとうございます！！ (2月29日 21時) (
レス) id: 58b12061de (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - Ne子さんのお話全部可愛くて面白くてきゅんきゅんします！これからも更新楽しみにしてます！ (2月27日 0時) (レス) id: 4b25b1d56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ne子 | 作成日時：2024年2月2日 0時
