Cheers (ページ31)

今日:21 hit、昨日:94 hit、合計:100,662 hit

. ページ31

.

瞼の裏に眩しい光と、頬っぺたを摘まれている感覚がして目を覚ました。ゆっくり目を開けば、ボヤけた視界にジェシーくんの顔。

「A？お昼だよ」
「んんん、」
「おはよ」
「……ん、おはよ」

アラームが鳴らなかった、ということは今日は休日だ。確かに昨日は金曜日だった。それでもジェシーくんが起こしに来るって、予想以上に寝ちゃったのかもしれない。昨日はだいぶ酔ってたから。

「もう12時だよ」
「うっそ。寝過ぎたぁ」
「体調大丈夫？」
「うん。元気」

頭痛も良くなっていて、痛いところといえば、腰。寝過ぎたから。布団の中で伸びをすれば、ジェシーくんが頭を撫でてくれた。向けられる穏やかな顔がまた眠気を誘う。

「あ、」
「ん？」

ということは、寝起きで二日酔いの浮腫みまくった私の顔も、今ジェシーくんに見られてるということだ。頭が冴えてきて、急に羞恥が襲ってきた。今更かもしれないけど、さり気なく両手で顔を隠した。