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「ジェシーくんのご飯食べたかった」
「スープ飲む？」
「飲む！」
「あっためるから待ってて」
「ありがとうー」
キッチンに向かうジェシーくんの背中を見つめる。こんなに甘えてしまっていいのかと、ふと罪悪感に押しつぶされそうになる。
「まぁた泣きそうになってるー(笑)」
「だって、こんな幸せでいいのかな私」
突然家が火事になった災難の分のマイナスを引いても、今の幸せは過剰だと思う。何かの罪に問われそうなくらい。
「いいよー。Aは毎日幸せでいてくれないと、俺が困る」
「私もジェシーくんには幸せでいてほしいよ」
「俺も幸せだよ」
恥ずかしげもなく素直にジェシーくんへの気持ちを伝えられるのは、碧井に飲まされたお酒のおかげかもしれない。頭痛いけど。
「ジェシーくんも一緒にスープ飲む？」
「俺さっき飲んだんだけどなー」
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作者名：Ne子 | 作成日時：2023年7月27日 19時
