Cheers (ページ24)

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「……あとでね？」

あれ、今何しようとしてたんだっけ。考えるよりも前に、ジェシーくんに抱きしめられて、そのままゆっくり縁側の床に倒された。Tシャツから、同じ洗剤の匂いがする。

ゆっくり、何回も角度を変えてキスをされる。受け入れるも入れないも、そんな選択肢は最初からなかった。ジェシーくんが、好きだ。

「ジェシーくん、」
「ん？」

徐々に深くなるそれが止まる。私がジェシーくんの胸を押したからだ。ジェシーくんの目は何かを求めるように潤んでいるけれど、無理矢理続けるようなことはしないし、私に触れる全指が優しい。

「ここは、…」
「うん。ベッド行こっか」

ジェシーくんに包まれたと思ったら、膝裏と
背中に腕が回って抱っこされた。そのまま問答無用で、ジェシーくんの部屋へ連行される。

ジェシーくんの香りがするベッドに優しく下ろされて、もう一度キスの雨が降れば、それはそれは、長い夜の始まりだった。