２０． ページ20
結局に着いたのは、昼過ぎ。
教室の前で、足がすくむ。
「俺が、ついとるから」
緩む口元を隠すように、ドアを開ける。
バッって集まる視線から私を隠すように、亮が進む。
「...遅かってんな」
ずっと寝てたらしいすばるくんは、私が席につくと同時に、顔をあげる。
「すばるくん、A、よろしくな」
「分かっとるわ、アホ」
「ありがとう」
何の打ち合わせか、亮が私を席まで送った後、すばる君に声をかける。
フンッテて向こう向いたすばる君が、私の視線に気づいたのか、こっちを向いた。
「大丈夫...なん？」
心配そうに、私を見る。
「分かんないけど...大丈夫だと思う...」
「あんま、無理すんなや」
すばる君を凝視した。
思わず。
「な、なんやねん！」
私の視線に驚いたのか、すばる君が赤くなった。
「すばるくん...」
「お、俺かてそれくらいい言えるわ！」
焦ったように、乱暴に言う。
耳まで赤くなって、そっぽを向く。
そっか...すばる君って、こういう人なんだ...
「すばるくん、ありがとう」
フンって何も答えてはくれないけど。
私の口元はユルユルと緩んでいく。
嬉しくて。
怖い人だって思ってたから。
すばる君の優しさ知れて、嬉しくて。
久しぶりに、胸が暖かくなった。
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おれんじがぁぁぁぁる*゜(プロフ) - すごい可愛くておもしろかったですっ!!尊敬しますっっっこれからも頑張ってください!!!! (2014年8月20日 23時) (
レス) id: c58655814a (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - まあさん» いえいえ笑大丈夫ですよ、了解しました(^^)オマケも読んで頂けて良かったです！ひっそりと書いていたので、多分気付いてらっしゃらない方が多いと思いますが、見てくださって嬉しいです！コメントも嬉しいのでまた是非笑 (2014年6月22日 23時) (レス) id: b0481b2e05 (このIDを非表示/違反報告)
まあ - 続けてすみません(^_^;) idは違うかもです(汗) これからはまあでいかせて頂きます。 面倒なことを申してしまいすみません(^_^;) (2014年6月22日 22時) (レス) id: 7795ab5da0 (このIDを非表示/違反報告)
まあ - 短くても、大好きだったこの作品のオマケが見れて嬉しかったです(*^o^*) あ、他の作品に最近コメントさせて頂いている「そら」も私です。 自分のニックネームを忘れてしまっていて、、(笑) 多分idも同じかと、、 些細なことですがすみません(^_^;) (2014年6月22日 22時) (レス) id: 7795ab5da0 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - ∞章加∞さん» キュンキュンしましたか(笑)嬉しいですっ(笑)こんな恋してみたいですね！(笑)最後まで読んで下さってありがとうございましたm(__)m (2014年2月6日 23時) (レス) id: c833485f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
| 作成日時：2014年1月1日 19時
