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「はい、ごめんねスマイル。ご飯今すぐ作るから」
猫又の彼、スマイルは特に何をするわけでもなく私の家に住み着いている。彼いわく昼間は寝てるらしい。ご飯は2人分用意しなくちゃいけないけど、家に帰って人がいるってのは意外と嬉しいもんだったりする。あと猫ちゃんの姿のスマイルはホントに可愛いんです癒しなんです。撫でたいから猫の姿になってとか言うとスマイルはめっちゃ嫌がるんだけどね。
「明日買い物いくから今日は残り物だけど我慢してね」
「……ん」
ちなみに人間の時のスマイルは普通に私達と同じ食事を取ることができる。別に食べなくても死にはしないらしいが、彼は何故か私の作ったご飯がお気に入りのようで毎回完食してくれる。…それが結構嬉しかったりするんだよなぁ。これがツンデレってやつ？
「…お前、食わねぇの」
「え？あぁ…あんまり食欲無くて」
食卓のテーブルには1人分のご飯しか置いていない。ここ最近残業続きで疲れ過ぎてあまり食欲がない。そんな私の発言にスマイルははぁとため息を吐いてガタリと席を立った。
「……？どうしたの、」
「来い」
ぐい、と突然腕を引かれてソファの方へと連れてかれる。そしてソファに座らせられたと思えばスマイルはぽふん！と猫の姿になって私の膝の上で丸くなった。
「え、何…？どういう」
「……みゃあ」
まるで動くなと言わんばかりにひと鳴きしてスマイルはそのまま膝上で眠り始めた。ええ…動けないんですけど。
まぁでも久々にスマイルの猫の姿が見れてちょっと嬉しいかも。
しばらくスマイルの頭を撫でていると私も眠くなってきた。最近寝不足だったしな……。ふぁ、と一つ欠伸をして私も目を閉じる。数分と経たないうちに夢の中へと旅立った。
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「…………寝た、か」
人間の姿に戻り、ソファですやすや眠るソイツを今度は自分の膝の上に頭が来るように乗せた。目元にできた隈をすぅとなぞるとAは少し身じろいだが起きはしなかった。
「もう少し、か」
なぁ、早くこの世に絶望してくれないか。
この世からお前の存在が消えれば、お前を俺の世界へと連れて逝ける。俺だけのものになる。
「はやく俺のモノになれよ……A」
無防備な顔で眠る彼女の首筋に1つ、キスを落とした。
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ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» コメントありがとうございます。励みになります。 (2023年4月16日 20時) (
レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 最近とても更新してくれて嬉しいです！これからも頑張ってください!! (2023年4月14日 6時) (レス) id: 06d1bec9da (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» こちらが明記してなかったのですみません…。そのつもりでした。ただマフィアパロはいつか書きたいなとは思っていますのでもし時間ができれば頑張りますね。コメントありがとうございました。 (2023年2月18日 22時) (レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - ぽんこつらーめんさん» 何処かにかいていましたか!?そしたら申し訳無いです…。 (2023年2月18日 16時) (レス) id: 255513ac99 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんこつらーめん(プロフ) - あいりすさん» コメントありがとうございます。折角リクエスト頂いた所申し訳無いのですが一旦リクエストは1人1回までとさせて頂いております。申し訳ございません🙇 (2023年2月18日 15時) (レス) id: 458486b0e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんこつらーめん | 作成日時：2022年12月31日 20時
