伍拾 ページ2
翌朝
剣心はもはや日課のようにAを揺り起こしていた。
剣心「A。」
『んー…あと少し…』
Aがもぞもぞと布団の中で動く。
剣心「そう言い始めて何刻経ったと思ってるんだ。」
『…半刻くらい？』
剣心「残念、一刻。」
『ふーん……………zzz』
剣心「あっ…また寝た…」
旅をしていた時は朝起きるのが本当に辛かったのだろう。
何しろAは芸妓。
夜に活動する彼女は朝はぐっすり寝ていたはず。
剣心「しょうがないな。もう少し眠らせておこうか。」
穏やかに眠る彼女を見て、起こせなくなってしまった剣心は苦笑すると部屋を出た。
薫「剣心、Aさんは？」
剣心「まだ起きぬでござるよ。」
薫「ええ？しょうがないわね…じゃあ先に朝餉、食べてしまいましょうか。」
剣心「そうでござるな。」
居間には、見た目は美味しそうな朝餉が並ぶ。
「「いただきます。」」
この後剣心が、薫の作った朝餉を盛大に吐き出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『んー…今何時…？』
時計を見れば朝の十時。
彼女にしては随分と早い起床である。
ゆっくり体を起こすと、剣心を探しに行った。
しかし…
『2人とも、出掛けたの？』
あやめ「うん。薫お姉、剣兄とお買い物に行ったの。でももうすぐ戻ってくると思うよ。」
すずめ「A姉ちゃん、一緒に遊ぼうよ！」
『うん、いいよ。何する？』
結局子供と遊ぶことになったAであった。
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モブキャラ - 私『刀姫』読みました！！とっても面白くて、最高でした！「刀姫』もこのお話も更新楽しみにして待っています！色々あってお気に入り登録できませんが、私の中ではお気に入り登録認定されてますので！頑張って下さい (2020年9月10日 5時) (
レス) id: 8ce7db365e (このIDを非表示/違反報告)
あんじゅ - 最高 (2020年2月20日 21時) (レス) id: 0aa15127f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚姫 | 作成日時：2016年8月27日 22時
