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ー北人ー
樹 「うわぁ...綺麗...」
北人 「でしょ?地元の人ぐらいしか知らないところでさ。殆ど人が来ないの。
ほら、今日なんて誰もいない。」
樹 「俺たち、ついてますね」
ニコッと微笑む。こいつ、メンバーといるときは俺のこと冷たくあしらう癖に、
二人きりになると、優しい表情をする。
俺の心臓が持たないから、やめていただきたい。
北人 「ここ、寝っ転がってごらん。」
下は土じゃなくて草ばっかだから寝転んでも全く痛くない。
寝転がるともっと見える星たち。
樹 「綺麗っすね...」
そう言った樹の顔をすっごく綺麗で、星に負けないくらい輝いていた。
だから...不安になった。樹もいずれ星になる。
樹が星になったら、きっと他の星よりも一段と綺麗に見えるだろうな。
俺は絶対に見つけると思う。そして、涙を流すんだろうな。
想像しただけでも胸がはち切れそう。
北人 「樹...」
樹 「はい?」
北人 「俺より先に星にならないでね。」
樹 「...俺は北人さんをおいて、星になれません。」
北人 「手、握ってよ。」
樹 「はい、」
ぎゅ
北人 「寒い?」
樹 「寒いっすよ。でも..」
"心はすっごいポカポカです"
北人 「ふっ、なにそれ(笑)」
樹。俺、ずっとお前とこういう他愛もない会話してたいの。
もっと手も繋ぎたい。ハグもしたい。キスも、なんだってしたい。
樹が星になったら、絶対に俺は見つけるよ?でもね、そんなことはしたくないんだ。
一緒に星になるか、樹が俺の星を探してほしいんだ。
わがままかな...?
ねぇ、ずっと、ずっと、一緒にいて。もう、一緒にいたくない、って思うくらい、一緒にいて?
樹 「...ずっと、ずっと、一緒にいますよ。この手、絶対に離さないから。」
樹はさっきよりも力を込めて、俺の手を握ってくれた。
絶対に離れないように。きつく、ぎゅっと。
だから俺も握り返した。樹が俺のもとから離れないように。
きつく、ぎゅっと。
(終わり)
リス様からのリクエストでした!ですが書くまでに返信がなかったので、勝手にストーリーを
決めさせていただきました!
また、何かリクエストがありましたらよろしくお願いします!
この物語の意味。意味、わかりましたか?
きっと、人によって解釈は違ってくると思います。そこも、また物語の良いところ。
だから私は解説しません。私の解説は正解ではないから。
お知らせ→←離れないように。きつく、ぎゅっと。 (樹×北人)
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ポップコーン(プロフ) - しばいぬさん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます! (2021年1月30日 9時) (レス) id: 5167414a00 (このIDを非表示/違反報告)
しばいぬ - ひぇっ...バリの小説最高です...あと10年生きれます... (2021年1月29日 22時) (レス) id: f281178c28 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - snowさん» ご報告ありがとうございました!訂正しておきました! (2021年1月23日 22時) (レス) id: 5167414a00 (このIDを非表示/違反報告)
snow - 失礼します!RAMPAGEがイチャイチャずるだけのお話。2についてするだけの部分がずるだけとなっていましたm(._.)m (2021年1月23日 13時) (レス) id: f1aad5d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - めんたさん» そうなんですね!ありがとうございます!助かりました!早速やってみたいと思います! (2021年1月23日 8時) (レス) id: 5167414a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポップコーン | 作者ホームページ:http://desuka_nn
作成日時:2020年8月4日 5時