３３ ページ33
夜
村の人々の願いが聞こえてくる
あの子と仲良くしたい、お金が欲しい、チキン食べたい
眠いのに寝れない
ぼやぁっとした意識の中で、聞こえた願い
怖い
こんな夢、もう見たくない
彼らと一緒に、同じように遊びたい
聞き覚えがあるような無いような声
その願い、叶えてあげたい
「おはよう！」
「おはようございま〜す」
『ふわぁ…おはよう、みんな…』
朝起きて最初の違和感
「あれ？ノアは…？」
ノアがいない！
『ノア〜！どこにいるのー！』
急いでノアを探しに行く
各家の中、屋根の上、近くの森にも探しに行った
けど、ノアが見つからない
「あ、あの…！」
ふと、後ろから声を掛けられて立ち止まる
振り返ってみると。いつからいたのか、
私たちより少し背が高い、けれど、年はそこまで離れていなさそうな、銀髪の少年がたっていた
『なにか？』
と訊くと、少し遠慮がちに
「なにか、探し物ですか？」
といった
『えっと』
私は少し迷ってから、素直に銀髪の少年に話した
『…猫を探しているんです、黒い子猫』
そういうと、銀髪の少年は合点がいったようにあぁと頷いた
「その猫なら、今朝見ましたよ？」
その言葉を聴いて、横からぺいくんが銀髪の少年の両肩をつかむんで揺らす
「ノアは？！ノアはどこに行ったの？！」
「ちょ、ちょっとまってよ！」
突然の行為にこっちまでびっくりする
そんなぺいくんを、死神くんは慌てて止める
「ご、ごめんなさい！」
「いいよ、大丈夫
えっと、猫の行方だけど
ジャングルの方に行ったよ。たぶん、家族の元の帰ったんじゃないかな？」
「ほんとうに？」
ぺいくんが問う
少年はうんと頷いた
『そっか、ならよかった』
私達は少年にお礼をして立ち去ろうとする
「あの！」
だが、またしても少年に呼び止められてしまう
『はい』
振り向き、銀髪の少年を見る
少年は恥ずかしそうに頬を赤らめ、もじもじとしている
「え、えっと…あの…」
少年は俯き、もごもごと口を動かして何かを言おうとしている
少しして、覚悟を決めたらしく顔を上げ言った
「俺と、友達になってください！！」
予想以上に大きな声で言うと、また俯いてしまう
私たちは顔を見合わせ頷きあうと
「僕はぺいんと、いいよ！ともだちになろう！」
「僕は死神、よろしくです！」
『私はルイ、よろしくね！』
ぺいくんが少年に右手を出すと、少年はそれを聞きとして握り返した
「俺はノ…クロノア、よろしくね、みんな！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雲散霧消ダーク・エンジェル(プロフ) - 話を縮小して展開するかのどちらかをしないと、あまりいい作品とは言えず、批判も殺到すると思います。喧嘩腰ですみません。アドバイスとして受け取ってくれると嬉しい限りです。長々とスミマセンでした。 (2015年10月3日 17時) (
レス) id: 48d20bc801 (このIDを非表示/違反報告)
雲散霧消ダーク・エンジェル(プロフ) - そして、それ以前に、闇ぺいんとｓ達とぺいんとｓ達の戦いはどうなったのでしょうか？勝った場面が見受けられません。夢主が最後に「おはよう、カイ」と言ったのも解りませんし、そもそもカイとは誰ですか？この作品は続編をだし細かく展開させるか、もう少し (2015年10月3日 17時) (レス) id: 48d20bc801 (このIDを非表示/違反報告)
雲散霧消ダーク・エンジェル(プロフ) - Sレートさんに同感です。夢主が創造神でぺいんとｓ達の闇を作ったのは解ります。ぺいんとｓ達が夢主に挑もうとしたのも解りますが、ぺいんとｓ達が戦ったのは闇夢主で、ぺいんとｓ達の闇と協力してぺいんとｓ達は闇夢主と戦って…？その後の展開が解りません。 (2015年10月3日 17時) (レス) id: 48d20bc801 (このIDを非表示/違反報告)
★Sレート黒猫★(プロフ) - 意味が分からない・・・しかも誰が言ってるか分からないし (2015年4月21日 12時) (レス) id: 7e5748762f (このIDを非表示/違反報告)
まつよいぐさ - るーみゃさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2014年12月21日 14時) (レス) id: 8160b76708 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：待宵草〜まつよいぐさ〜 | 作成日時：2014年8月26日 17時
