【文豪ストレイドッグス】人が嫌いでも兄は好き…仲間もかな【暗殺教室】

三十三話 ページ41

何かね。

記憶がね。

ないよ。

あの時車で寝たでしょ。

今ね。

家なんだけど。

鍵の場所教えたっけ？

それとも、敦か。

まぁ、見えない力か。

そんな事はどうでもいい。

学校の連絡表？ を見たんだが…。

修学旅行の前にテストが…。

私達は、高校用だけど。

結構難しいとか。

…はぁ、只でさえ学校へ行きたくなかったのに。

自分から余計にいきにくくしてしまった。

敦は別にあいつらを嫌ってる訳じゃないのに。

…もうなんか、どうでもいいや。

あいつらは暗、殺のためだけに一緒にいるんだ。

仲良くなって、もし…事件に巻き込まれたりしたらどうするんだ。

あいつらはただの中学生…私の事情に付き合わせる訳にはいかない。

今私から離れておけば、いざとなったとき…傷が少なくてすむ。体の傷も、心の傷も。

裏社会に一度入れば戻れないところまで引きずり下ろされる。

…だから、距離をとるしかない。

他に方法があっても、弱虫な私には出来ないだろう。

…私、今凄くおかしいや。

こんなことを考えるなんて。

さあ、気分を切り替えて、勉強するか。

あ、テスト範囲わかんないや。

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