三十話 ページ38
赤「ねぇ。芥川ちゃん。」
『…。』
いま音楽聞くって言ったよね。
赤「芥川ちゃんって俺たちになにか隠してる？」
『…隠し事ぐらい…一つや二つ…あるでしょ。』
赤「けどさ。何で俺達と距離をとるの？中島さんだってそうでしょ。俺達と一線引いて会話している。」
…うまく言い訳できればいいが…。
『当たり前。…君らとは…違うから。』
赤「それって俺達が子供ってこと？たった三年長く生きたくらいで大人面してんの？」
はぁ。
『…。』
赤「ほら、自分の部が悪くなったらそうやって黙り込んでさ。本当は喋れるんじゃない？」
違う。
言いたいが、怖い。
言葉を発する度に痛みを増す喉。
相手の言葉が自分に突き刺さる錯覚を覚える。
脳が過去を引きずり出す。
心の奥底で恐怖が膨らむ。
だが、今は倒れる訳にはいかない。
過去に怯える訳にはいかない。
敦を巻き込みたくないが。
場合によっては、そうなるかもしれない。
『………くだらない。』
赤「なにか言った？」
『お前らの関係がくだらない。』
赤「は？」
『仲良くなろうが…そんなの…うわべだけの関係に過ぎん。それに…一年たてば…お前らとはどうせ…関わりも無くなるのだ…。なのに…何故…此方から関わりを持たなくては…ならんのだ。』
シンと静かになる教室。
ああ不味いなあ。
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文スト推進委員会 - 間違いでしたらすいません。オリジナルフラグ付きっぱなしですよ。 (2016年10月27日 21時) (
レス) id: f8e872cf19 (このIDを非表示/違反報告)
Lieぬこ(プロフ) - 凛さん» そうなんですか！教えてくださりありがとうございます！ (2016年7月10日 17時) (レス) id: 3cbb1666cd (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 著作権的には「〜さんの〜から引用」とつければ大丈夫ですよ！ (2016年7月10日 17時) (レス) id: ac64bc0ae3 (このIDを非表示/違反報告)
Lieぬこ(プロフ) - 死神さん» 完璧に間違ってましたね、すみません。ご指摘ありがとうございます！ (2016年6月25日 16時) (レス) id: 3cbb1666cd (このIDを非表示/違反報告)
死神(プロフ) - カルマは僕って言いませんよ。誰に対しても一人称は俺です。 (2016年6月25日 13時) (レス) id: 57e4ef8994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lieぬこ | 作成日時：2016年4月23日 20時
