君は私の英雄。(ヒロアカ×鬼滅の刃)[完結] (ページ5)

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-爆豪side-

爆豪「、、、っち。」

なんなんだよあのクソ女。

A「そんな口調で、敵ではなく市民を睨むような目をしたヒーローに誰も安心感は抱かない。」

A「、、、図星だから怒っているんでしょ？」

さっきあのクソ女に言われたことが頭の中でリピートされる。

爆豪「何もしらねぇくせに。、、、、なんなんだよあいつ。」

今まで俺にたて突いてくるような奴はいなかった。
俺は強個性で強いからだ。
俺はオールマイトをも超えるヒーローになる。
そのためにはここで完膚なきまでの1位を取る。

爆豪「っくそ。」

さっき鬼が現れた時、聞こえた悲鳴とほぼ同時ぐらいに鬼は切られた。
速すぎて、、、見えなかった。

爆豪「なんでだよっ！」

かなわねぇって思っちまった。
雄英生でもなくて、ヒーロー志望でもなくて個性も持ってねぇような奴に。
俺の前に座っていたあいつが動く瞬間も、刀を抜いて鬼を斬る瞬間も刀をしまう瞬間も全部、、、全部見えなかった。
まるで風のようだった。

爆豪 side end.

不死川「よぉ。」

A「師範っ！」

不死川「任務終わってすぐ合宿とかお前も大変だなぁ。」

A「、、、早く帰って師範に稽古付けてもらいたいです。」

不死川「ふっ。可愛いやつだなAは」

A「師範。私はもっともっと強くなれるでしょうか。、、、もう私のように鬼のせいで家族を失う人を、、、悲しむ人を出さないように。このままじゃダメなんです。」

不死川「鬼殺隊としてその心意気は良いことだ。けど、焦るのは良くねぇぜ。稽古を付けることも実戦を積むことももちろん強くなるために大事だ。でも、体を休ませることも体を作る上で大事だ。お前は休ませるって言うことが一番出来てねぇんだからまずは1番そこを意識すること。
全集中・常中、胡蝶んとこの継子と一緒に特訓して会得したんだろ？それができれば速さ、技いろんなことが向上し出来ることも増える。
この合宿で俺から少し離れて見えるものも考え方も違うものが生まれるかもしんねぇし、1週間大事にしろよ。」

A「、、はい。」

不死川「じゃあ俺は任務に戻るから。頑張れよ。」

A「ありがとうございます。」