愛され黒尾くんが彼女をつくらない理由

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Aside


対戦相手は梟谷高校でなかなかの強豪校らしい


試合を二階のギャラリーから感染する


強豪校どうしの試合
公式戦じゃないかってぐらいハイレベルな試合

応援席からの声援で余計に伝わってくる


そんななか、輝く黒尾先輩は誰よりもかっこいい



笛のなる音とともに試合が終わった。
音駒が勝ったみたいだ。

やったあ！

1階に行こう！




「ねぇ、ちょっと」

肩をトントンと叩かれ、振り向けば女子の集団…
この上履きの色は3年生だ

…3年生の集団が素晴らしいくらい笑顔をこちらへ向けていた




『あ、あのどうしたんですか…私3年じゃないですケド…』



「もちろん貴女のことは知ってるわ。Aちゃん、よね？」

「話があるの」

「ちょっと、一緒に来てくれない？」



『…ハイ、わかりました』




これ普通の雑談とかじゃない感じですね

先輩方のオーラ的に

ちょっとちょっと、皆様も私たちの方みてますよ

梟谷の生徒さんまで…




行先は体育館裏ですかね





笑顔だけどこんな引き笑いになってる自分を鏡で見たい




黒尾先輩…

夜久先輩…

研磨くん……



いや誰でもいいので助けてください

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