飛べなくなった愛され少女（HQ）

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(谷地side)


1試合目はなんとか勝つことができた。


だけど、2試合目で当たったとこがバレー経験者がいるチームで結果は惨敗だった。



さっき、月島くんが励ましてくれるまでは9割後悔と1割満足感だった。

こんな自分でも、一勝することはできたんだ。
全然すごい、大満足って皆言うから私もそう思うようにしてた。

けど、私はマネージャーとしてバレーに携わっている。


優秀な人達の試合を常日頃見てきているというのにここまでしかできなかったという後悔。

もう少しできることはあったんじゃないか。

試合は終わったしどうすることもできない。





沢山学べたんなら試合をプラスにとらえていいんじゃないかって言葉がすごく頭に残る。


実際に日向たちと同じ立場に立ってみてたくさん学んだ。
人から見られるし、私が普段応援席から見ている景色とコートから見る景色、全然違った。

いつ自分にボールが来るか分かんなくて
ボールを落としていけない
そのことばかりに集中しすぎて
戦略とか私たちなりに立ててたけど実行できなかった。


でも部員の皆はちゃんと考えてプレーしている。
戦略どおりにプレーしてる。
その事がどんだけ難しいことが分かったんだ。

サーブだって思ったとこにいかないし。
山口くんが場所を狙ってサーブをすることが本当にすごいんだなって思った。


皆と同じ目線に立ってみて本当に良かった。
皆を支える立場に立って他に、自分なら何ができるか考えた。

そしたら、クラスマッチは負けちゃったけど本当に良い経験だった。




「月島くん！」


「なに」



「元気でた！ありがとう！」



「別に僕なにもしてないけど…」



こういうとこ月島君らしいなぁ。



「とにかく、ありがとう！」


「…そう。」



月島くんが一瞬微笑んだのを私は見逃さない。


やっぱ月島くんは優しいな…





「あ、着いた」


「本当だ！やったぁ！」


なんかあっという間に着いちゃったな。




、、


紙皿やコップなど


買い物をすませて、田中さんの家へと向かう









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ツッキーと谷地さん良いですね
ほのぼのしますね

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