31(月島side) ページ31
(月島side)
「じゃあ、谷地さん行こう。」
早く買い物を済ませて早く帰りたい。
「そうですね!いざ戦場へっ!」
「戦場って、大袈裟でしょ。」
「戦場ですよ!道中何があるか分かりませんから…店の中でも棚から物がどさっと落ちて瀕死状態におちいるかもしれませんよ!?」
谷地さんは考えすぎだ。
でもこの頃僕はついてない。
一昨日は愛用してるヘッドホンが壊れた。
昨日は兄ちゃんからもらったマグカップを割ってしまった。
くじだって、絶対あの変人コンビと付き合わされるだろうなとか思ってた…んだけどまさかの谷地さんと組めて久しぶりに今日はついてる気がする。
だから、その見返りとしてなにか不吉なことが起きるのかもしれない。
「…でも、任せてください!命をかけて私が月島君を守ります!
共に頑張りましょうね、私たちは戦友とかいてともと呼ぶ間柄ですから!」
「…ふふっ、ハハ。うん、そうだね。」
なんか元気出たな。
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しばらく歩けば目的地であるホームセンターに着いた。
「…嘘でしょ。」
「えぇっ!?今日ホームセンター閉まってる!?」
不吉な予感がしたのは間違いではなかった。
「ど、ど、どうしましょう!?」
谷地さんかなり焦ってる。
いや、僕も結構あせる。
なんで、休日に閉まってるんだよおかしいだろ。
「もう少し歩いたところに別のホームセンターあるから、そこに行こう。」
「で、でも、そこも閉まってるかも…」
「そのホームセンターは年中無休だったはず。」
結局そこのホームセンターに行くことにした。
ちょっと遠いから、徒歩じゃなくてバスを利用する。
とりあえずグループラインに事情を話して遅れることをメールした。
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数分待てばバスがきた。
「月島君。」
「何?」
「クラスマッチお疲れ様。かっこよかった!」
「試合は負けたけどね。」
「試合の結果もそりゃ大事だと思う。
でも、あんなに熱くなって一生懸命にプレーをする月島君を見れて良かった!絶対クラスの中でのMVPだったよ!」
あの試合は今でも思うとすごく悔しい。
けど、楽しかった。
バレーの楽しさを改めて感じた良い試合だった。
MVP…か。
「…いつもサポートする側の谷地さんがバレーする姿新鮮だった。
それに、活躍だってしてたし、谷地さんのクラスのMVPだと思う。
…クラスマッチお疲れ様。」
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こげぱん(プロフ) - プリン様コメントありがとうございます!これから、打ち上げの話を書く予定で、その中で回想シーンとしてマネージャーたちのクラスマッチの話を書きたいと思います!ご意見ありがとうございました!これからもこの作品をよろしくおねがいします^^* (2020年4月1日 0時) (レス) id: 2886db1029 (このIDを非表示/違反報告)
プリン?(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!質問なのですが、球技大会の時の話で、谷地さんや、清水さん夢主がバレーを選択したと書いてあるのに、その時の話がないのが少し残念ですm(._.)mもし良ければ書いてもらえないでしょうか? (2020年3月18日 23時) (レス) id: f60100673f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こげぱん | 作成日時:2020年1月9日 0時